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『ワンピース』109巻からトップ考察者が導き出した「王下七武海=USJ」の裏設定

『ワンピース』109巻からトップ考察者が導き出した「王下七武海=USJ」の裏設定の画像1
(写真/Getty Imagesより)

 人気漫画『ONE PIECE』(ワンピース、集英社)の単行本109巻が7月4日に発売された。

 同コミックスの名物といえば、作者の尾田栄一郎氏が読者からの質問に答える「S(質問を)B(募集)S(するのだ)」(以下、SBS)のコーナー。最近もゾロの家系図やお玉の本名、ミホークの過去など、本編では語られていない重要情報が明かされたこともあり、これを目当てに購入しているファンも多い。

 気になる109巻だが、もっか“目玉情報”としてファンや考察者たちが大盛り上がりとなっているのが、エースがルーキー時代に倒していた元「王下七武海」のひとりが“ハナフダ”なる海賊だったことだ。

「本編ではその存在がさらりと語られていただけでしたが、今回のSBSにて強キャラ感のある鎌と鉄球を持った全身黒ずくめの出で立ちと共に、ついに名前が明かされました。『トカゲの王』という二つ名からリュウリュウの実(モデル・ティラノサウルス)の能力者だと推察され、動物系古代種の収集をしていたと紹介されていることからカイドウとの繋がりもありそうで、百獣海賊団幹部のうるティ、ページワン姉弟の父親との考察も出ています」(サブカルライター)

 そんななか、この情報から「王下七武海」に関する驚愕の裏設定を読み解いたのが、ワンピース考察界で注目度が急上昇中のYouTuber『コーキタコヤキ大阪』である。

「コーキ氏はワンピースの扉絵に隠された尾田氏の仕掛けを読み解く考察が話題に。また、科学の島であるエッグヘッド編では元素番号と各話には関連性があることを提唱するなど、今や数多あるワンピース考察者の中でもトップに躍り出ています」(前出・サブカルライター)

 そんなコーキ氏が“会心の考察”として7月13日までに公開したのが〈【99%が気づかない】ハナフダの真の正体&七武海のヤバすぎる秘密〉というタイトルの動画。

 詳細はチャンネルをチェックしてもらいたいが、ワンピース世界の三大勢力の一つである「王下七武海」全員がユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で形作られている裏設定があるといい、ドフラミング(蜘蛛)=スパイダーマン、くま(サイボーグ)=ターミネーター、ジンベエ(サメ)=JAWS、モリア(生死を操る)=モンスターメーキャップ、ハンコック(中国)=ザ・ドラゴンズパールに加えて、ハナフダ(恐竜)=ジュラシックパークの登場で確定的となったと指摘しているのだ。

「初期の1998年に登場したミホーク、2000年開始のアラバスタ編で初登場となるクロコダイルはそれぞれドラキュラとフランケンシュタインがモデルになっており、この2大怪物について視覚的なイメージを作り出したのがユニバーサル。USJの開園は2001年ですから、尾田氏も途中からUSJにちなんだほうが面白いと思ったのかもしれません。ワンピースとUSJは毎年コラボしており、尾田氏も毎年訪れるほどUSJファンだと公言していまから、コーキ氏の読みは的中しているように思います」(前出・サブカルライター)

 目から鱗(うろこ)の考察を受け、動画のコメント欄には、「ハリーポッター要素は黒ひげ海賊団なのかな。クザン=スネイプ、コビー=ハリー、ガープ=ダンブルドア?」「E.T.とバックトゥーザフューチャーはローとウィーブルどちらかかな?」といった今後の展開を予想する人がいたり、「来週USJにワンピース好きの子供連れて行く予定だったのでマジで何倍も楽しみが増えました!」「ユニバワンピ今年初めて行くんですよ~この考察繰り返し見ながら現地を堪能しよう」といった声も聞かれる。

“おまけコーナー”だけでこれだけ盛り上がることができるワンピースは、改めてモンスター級の面白さであるということか。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2024/07/20 09:00
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