「K-POPから始まったペンライト文化」韓国ニュースメディアが誤情報を謝罪
#K-POP
世界的人気を誇るBTSやNewJeansを輩出した韓国の大手芸能事務所・HYBEが、パリ五輪に出場する韓国代表選手団の応援グッズとして「チームコリアペンライト」を約5000個制作したと発表。しかし、このニュースを伝えた一部韓国ニュースメディアが、記事を取り下げる事態となった。
韓国情報を配信するニュースサイト「Kstyle」は7月9日、「チームコリアペンライト」の話題について《HYBEは、「K-POPから始まったペンライト文化を国際的なスポーツの場にまで拡大し、新しい応援のパラダイムを提示することは、エンターテインメント企業であるHYBEとしては非常に意味のある試みだ》などと報道。
これに対し、日本のSNS上で「アイドルのペンライト文化は日本発祥でしょ」「HYBEが本当に『K-POPから始まった』って言ってるの? だとしたら言いすぎ」といった異論が噴出した。
さらに、「こういうこと言いだすから、K-POPって好きになれない」「韓国って、なんでも自分のものだって主張しがちだよね」などと韓国やK-POPに否定的なコメントも一部見られる。
50年前、懐中電灯持参を呼び掛けた西城秀樹
実際、アイドルのコンサートにおけるペンライトの起源は、西城秀樹さんが1974年に大阪球場(当時)でライブを行った際、観客との一体感を生むために事前のラジオ番組で「懐中電灯」を持ってくるよう呼び掛けたことだとされている。
加えて、K-POPのコンサートはかつて、ファンが風船を振って応援するのが一般的で、徐々にペンライトに切り替わった経緯があることから、「K-POPから始まったペンライト文化」というのは誤りともいえる。
この騒動を受け、「Kstyle」は当該記事の掲載を中止。「本記事は、韓国国内でのプレスリリースならびに韓国の提携メディアの翻訳記事となりますが」と説明しつつ、「事実確認が足りないまま掲載しましたこと、お詫び申し上げます」と謝罪した。
また、同騒動をきっかけに西城さんのエピソードを知った人も多く、「西城秀樹さんってやっぱりすごい!」「50年前からやってたのか! 大発明だね」と賛辞や驚きの反応も見られる。
ペンライトといえば、アイドルファンにとっては思い入れの強いグッズだけに、今回の記事は見逃せなかったようだ。
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