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山下智久『ブルーモーメント』映画化報道も…ファンの続編希望はアノ作品に集中

山下智久

 山下智久が4月期に主演したフジテレビ系ドラマ『ブルーモーメント』が映画化されると報じられた。ファンは歓喜しているが、それ以上に山下の代表作『コード・ブルー』シリーズの復活に期待が集まっているようだ。

 『ブルーモーメント』は、甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使し、最前線で命がけで救助に立ち向かうSDM(特別災害対策本部)メンバーの奮闘を描いた作品。

 6月26日に放送された最終回では、山下演じる主人公・晴原柑九朗らSDMが観測史上最強クラスの台風に立ち向かう姿が描かれた。前代未聞の救助作戦が敢行されたクライマックスシーンの数カ月後、総務大臣から試験運用中だったSDMの正式運用を告げられるが、晴原はある理由で辞退。これがネット上の視聴者の間で「続編ありそう」と話題になっていたのだが、どうやら映画で続きが描かれるようだ。

 9日付の「女性自身」(光文社)ウェブ版が「山下智久 5年ぶりの民放連ドラが映画化へ!ドラマの最終回では続編を示唆」と題し、今作の映画化が決まったと報道。山下も乗り気で、9月から撮影できるようにスケジュールを調整しているという。

 これを受けて、ネット上のファンからは「楽しみ!」「最初から映画化するだろうなと期待してたからうれしい」などと喜びの声が集まっている。

 その一方、ファンからは別の作品の続編を期待する声も相次いだ。ファンが続編を求めているのは、同じフジテレビ系で3期にわたり放送された連ドラ、スペシャルドラマ、劇場版のすべてが大ヒットした山下の主演作『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』シリーズだ。

 それを象徴するファンの反応もあった。先述の『ブルーモーメント』の最終回では、山下演じる晴原が、猛烈な台風が吹き荒れる状況で人命を救うために「ヘリを使う」と発案。「台風の目の中をヘリで飛ぶ」という作戦が描かれたが、これに対して視聴者から「山Pがヘリに乗ったら、もうコード・ブルーなんよ」「『ヘリを使う』って言ったところが完全に藍沢先生だった」「途中からコード・ブルーにしか見えなくなった」「山Pとヘリは最強コンビ」といった声が続出したのだ。

 さらに、今回の『ブルーモーメント』の映画化報道に対しても、「正直、コード・ブルーの続編のほうが見たい」「ブルーモーメントがひと段落したらコード・ブルーやってくれないかなあ」といったコメントがネット上で飛び交っている。

 『ブルーモーメント』の映画化報道については、山下がこれから長期で海外での撮影に向かうとされていることから「9月から撮影はできないのでは」といった指摘もある。また、ドラマ自体が「大ヒット」といえるほどの盛り上がりではなかったため、需要的な意味で映画化を疑問視する意見もある。

 そうした状況を考えれば、期待の声の多さから見ても「大ヒット確実」といえる『コード・ブルー』の続編に取りかかったほうがファンを喜ばせることができそうだが、はたして山下やフジテレビにその意向はあるのだろうか。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/07/10 15:00
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