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『光る君へ』の“転生モノ”吉高由里子『花子とアン』再放送スタートで後半戦は視界良好

『光る君へ』の転生モノ吉高由里子『花子とアン』再放送スタートで後半戦は視界良好の画像1
吉高由里子

 吉高由里子主演のNHK大河ドラマ『光る君へ』が予想を裏切る快進撃を見せている。6月30日放送の第26回「いけにえの姫」では、吉高演じるまひろと柄本佑演じる道長が偶然の再会を果たす場面でラストを迎え、次回予告で2人が駆け寄って抱き合うシーンもあったことから、視聴者も続きが気になって仕方がないようだ。

 しかし、7月7日は「都知事選開票速報」のため放送休止に。おあずけを食らったことで、ネット上では「今週ないの! このタイミングで!?」「七夕の夜に逢瀬する2人を見たかったよ……」と残念がる声が飛び交っている。

「『光る君へ』は当初、大河ドラマの華である合戦シーンがないことで視聴率も悲惨な数字になると予想する人が多かった。しかし、フタを開けてみるとGWの5月5日放送回の9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯)を除けばすべて世帯平均で2桁超えをキープしています。大河ドラマの制作費はこれまで1本1億円とされてきましたが、大きなウェイトを占めていたのが大量の馬具やエキストラが必要な合戦シーン。それが必要ない『光る君へ』は制作費が1本8000万円にまで抑えられているといい、NHKもほくほく顔です」(テレビ関係者)

 大河ドラマといえば、これまで中年男性がメイン層となっていたが、ここにも変化が見られている。

「『光る君へ』では2、3回に1回はキスシーンが盛り込まれ、それもかなり長い時間。その後の情事を視聴者に妄想させるようにフェードアウトする手法はある意味古典的だが、“一周回って”今の若い女性層に刺さっているようです。実際、一部報道にもあるように、20代~40代女性の視聴が上がっているようで、新たな大河ファンの掘り起こしに成功したのが好調の要因でしょう」(テレビ誌ライター)

 これから後半戦が始まっていくが、NHKもこのいい流れを後押ししていく構えだ。

「大河スタート時にはBS12 トゥエルビで柄本出演のNHK朝ドラ『ゲゲゲの女房』が再放送されていましたが、7月8日からは吉高がヒロインを務めた朝ドラ『花子とアン』が再放送されることとなりました。同ドラマには吉高以外にも、道長の正妻・倫子を演じる黒木華が吉高の妹・かよ役で出演。そのかよに恋する役柄で道長の同僚役を務める町田啓太も登場します。そのため、『花子とアン』を『光る君へ』の“転生モノ”として楽しもうとしている人もいるようです」(前出・テレビ誌ライター)

 相乗効果で『光る君へ』の勢いがさらに増していきそうだ。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2024/07/13 12:00
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