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『科捜研の女』が過去ワースト発進、シリーズ終了に向けて“土門殉職”に現実味が…

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沢口靖子(写真/Getty Imagesより)

“ラストシーズン”となってしまうのか。

 沢口靖子主演のドラマ『科捜研の女』(テレビ朝日系)が7月3日に初回2時間スペシャルが放送され、平均世帯視聴率が7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。

 京都府警科学捜査研究所を舞台に、DNA鑑定、文書鑑定や画像解析など化学、物理を駆使して犯罪を解明する法医研究員・榊マリコを沢口が演じる同シリーズは、1999年にスタート。今回でseason24を数える長寿ドラマだ。節目の25周年とあって、沢口も「マリコと人生の半分近くを一緒に過ごしてきました。本当に“分身のような存在”です」とコメントしている。

 しかし、ここにきてシリーズ終了が現実味を帯びてきているという。

「『科捜研~』はこれまで平均視聴率10~13%を安定的にキープする優良コンテンツだったものの、昨今スポンサーが重要視する13~49歳のコア視聴率が低いことから、撤退がささやかれていました。また、頼みの世帯視聴率もseason21で全話平均が9.6%に転落すると、22、23も共に9.0%とシングルが続いています。Season22から髪型を変えたりしてクール路線にしているなどのテコ入れがされたにもかかわらず初回は9.6%止まり。今シリーズはそれを大幅に下回ったことを考えると、過去最大の苦戦が予想されます」(テレビ誌ライター)

 また、『科捜研』の存続に関しては、京都の撮影所を使用していることも局幹部の悩みの種だという。

「ドラマを制作している東映はテレビ朝日の株主でもありますが、昨今は時代劇そのものがなくなり、京都撮影所の台所は火の車。『科捜研~』は撮影所を維持するための役割も担っていましたが、以前からわざわざ京都で現代劇を撮る必要があるのかとの議論も巻き起こっていました。京都の撮影所は市内から離れていることもあり、深刻な赤字が続いています。沢口は自分のギャラを下げてでも存続させたいと嘆願しているようですが、それくらいでは焼け石に水という状況です」(テレビ朝日関係者)

 今シリーズの視聴率いかんでは「ラスト」に向けて脚本が大きく変更される可能性もあるようだ。前出のテレ朝関係者が続ける。

「『科捜研』といえば、視聴者が気になっているのが“どもマリ”と呼ばれる内藤剛志演じる土門刑事とマリコの恋の行方です。当初は犬猿の仲だったのが、ストーリーが進むにつれ信頼関係を築いていき、今では仕事のパートナー以上の関係となっています。スタッフ間で飛び交っているのは、2人がくっついたのちに土門刑事が殉職するというラストですが、いよいよそれが実行されてしまうかもしれません」

 果たして、この後『科捜研~』は視聴率をV字回復させることができるだろうか。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2024/07/11 07:36
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