トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ  > ヒコロヒー“年収1億円超え”報道の真相

ヒコロヒー“年収1億円超え”報道をイジるも完全否定はしない業界裏事情

ヒコロヒー年収1億円超え報道をイジるも完全否定はしない業界裏事情の画像1
(写真/Getty Imagesより)

 お笑い芸人のヒコロヒーが7月3日、TOKYO MX『5時に夢中!』に水曜コメンテーターとして生出演し、一部で伝えられた“年収1億円超え”報道に言及した。

 ヒコロヒーはオンエア前日、日刊ゲンダイが報じて話題となった自身の年収報道について番組MCの大島由香里から話を振られると、「“年収1億円突破”ってね、勝手に。わし、自分の年収なんて1回も言ったことない」とコメント。

 そのうえで、「まあ、でも良い風というか、『ヒコロヒーの快進撃は止まらない』みたいな記事やって……」と笑みを浮かべつつ、「例えば、“現在のレギュラーは『キョコロヒー』、『5時に夢中!』、何々……とかって書いてある中に、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』など計何本のレギュラーを持っている”って書かれてたんですけど、私、1回も『金スマさん』に出させていただいたことありません。それぐらいの文字列ですよ、ということだけお伝えしておきます」と記事の中の誤情報に言及して共演陣や番組スタッフの笑いを誘った。

 この対応について、バラエティー番組を手掛ける放送作家は語る。

「自身に関する記事に対し、本気で怒るわけでもなく、完全に腐すわけでもなく、いかにもヒコロヒーさんらしいイジリで返し、笑いに昇華した“神対応”と言えますよね。じつは、それでいて肝心の『年収1億円超え』の正否については明らかにしていないところもポイントです」

 確かに、ヒコロヒーは自身のレギュラー番組に関する誤情報をピックアップすることで、今回の記事の信ぴょう性の低さを視聴者にアピールしたが、記事の要である“年収1億円超え”の部分についてはハッキリとは否定していないのだ。では、実際にヒコロヒーの年収は1億円超えの可能性はあるのか?

「近年は民放地上波のゴールデン帯の番組のメインMCクラスでも1本100万円以上のギャラをもらっている人はごくわずかで、メインMC以外だと1本5万円とか10万円とか格段にギャラは下がりますし、NHKの番組やラジオ番組ならなおさらです。それにギャラなどの売上から所属事務所がマージンを抜くことを考えると、“年収1億円超え”のハードルはかなり高いですからね」とは前出の放送作家。

 そのうえで、こう続ける。

「とはいえ、ヒコロヒーさんの場合、アサヒ飲料など大手クライアントのCMにも複数本出演していますし、年収ベースではなく、売上ベースなら1億円を超えている可能性は高い。あとは、所属事務所の松竹芸能がどれくらいの取り分なのかにもよるでしょう。最近の松竹は吉本興業などと同様、昔に比べるとずいぶん良心的になっているという話ですし、今や稼ぎ頭の一人であるヒコロヒーさんに関しては独立を阻止するため、ギャラの取り分について“優遇”していても不思議ではない。そう考えると、報じられた“年収1億円超え”もあり得なくはないですよね」

 果たして『年収1億円超え』の真偽やいかに――。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2024/07/07 09:00
ページ上部へ戻る

配給映画