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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 本田翼、CM女王から2年半で「ランキング圏外」

本田翼、CM女王から2年半で「ランキング圏外」に…女優業もモチベ低下か

本田翼(Getty Imagesより)

 先日、ニホンモニターが「2024上半期タレントCM起用社数ランキング」を発表。かつてCMクイーンだった本田翼が「圏外」に転落したことが話題になっている。

 上半期ランキングでは、昨年のCM女王となった川口春奈が21社で圧倒的強さの男女総合1位に。2位に15社で賀来賢人、3位に14社で芦田愛菜が入った。今田美桜、橋本環奈、広瀬すず、吉岡里帆が11社で同率4位となり、以降は綾瀬はるか、斎藤工、長澤まさみ、杉咲花らが9社、上戸彩、上白石萌音、小芝風花らが8社、有村架純、石原さとみ、広瀬アリスらが7社と、だんご状態の大接戦となっている。

 今回の発表では、ランキングに名前が掲載されるのは7社以上の起用があるタレントとなっていたが、その中に本田の名前はなかった。

 本田といえば、2021年に起用社数16社で初の年間総合1位(ニホンモニター調べ、以下同)を獲得。2022年は17社の芦田に破れたが、わずか1社差の16社で川口と同率2位になった。安定した強さを誇っていたのだが、2023年は8社で順位が突然大きく下がり、CM女王に輝いた2021年から半減。2024年の上半期は7社にも満たず、昨年からさらに契約社数が減少してしまったようだ。

 象徴的といえるのが、本田を起用したCMの中で出稿量がトップクラスだったファッション通販サイト「ZOZO」のCM交代劇だ。5月より、吉岡と板垣李光人を起用した新バージョンにリニューアルされ、本田は降板したとみられている。

 CM契約の激減については、2022年10月期に放送された主演ドラマ『君の花になる』(TBS系)が大きく影響したとの指摘がある。同ドラマは、劇中のボーイズグループ「8LOOM」のリーダー役を務めた高橋文哉のブレイクの決定打になった一方、主演の本田の演技に対してネット上で酷評が続出。放送時、SNSで「本田翼の演技」がトレンド入りする事態になった。

 これを契機に本田は明らかに失速傾向になり、それがCM契約の減少につながったと業界内では推察されているようだ。

 巻き返しのためには女優業での復権がカギとなりそうで、奇しくも本田は今年4月クールにフジテレビ系『ブルーモーメント』とテレビ朝日系『6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱』の2本のドラマに掛け持ち出演。『君の花になる』では酷評が目立ったが、今回の2作品での演技については高評価の声も散見され、賛否両論の状態となった。

 これからが復活を懸けた正念場となりそうだが、本田のモチベーション低下が懸念されているようだ。通常、メインキャスト級でドラマに出演しているタレントのSNSは、撮影のオフショットや告知で埋め尽くされることが多い。

 しかし、本田はフォロワー数330万人以上を誇る自身のInstagramでドラマのオフショットの投稿や告知をほとんどしておらず、まともに言及したのは両ドラマの最終回が放送される時だけだった。その一方、雑誌の撮影などモデル業のオフショットや告知は頻繁に投稿している。

 そうした状況から、業界内では「ネットであまりに演技が酷評されたことで、女優業への意欲がなくなってしまったのでは」と危惧されている。今春に自身がフルプロデュースするビューティーブランド「By ttt.(バイティースリー)」を立ち上げたことも、女優業への関心を薄れさせる要因になったのかもしれない。そうだとすると、女優業を起点に巻き返しというのは難しそうだ。

 モデルやファッションの仕事を中心にしていくのであれば、本田にとって「原点回帰」ともいえるが、果たしてどのような道を歩んでいくのだろうか。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/07/06 10:00
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