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八村塁、男子バスケットボール日本代表強化試合“ドタキャン”でテレビ局は広報に猛抗議

八村塁、男子バスケットボール日本代表強化試合ドタキャンでテレビ局から大ブーイングの画像1
八村塁(写真/Getty Imagesより)

 7月26日に開幕するパリ五輪。中でも注目を集めているのが男子バスケットボールだ。米NBAで実績を残した選手らを、トム・ホーバスヘッドコーチが肝いりで招集している代表候補だが、米NBAのレイカーズ・八村塁が強化試合を“ドタキャン”するという。

 7月3日夕方に東京・有明アリーナで行われた、バスケットボール日本代表イベント。すでに代表選手が発表された女子選手、最終発表直前の男子代表候補選手がファン約300人と交流した。

「2021年の東京五輪は、開催国特権で男女ともに出場を果たしましたが当時はコロナ禍の真っただ中。とてもじゃないが、観客を集めて事前にイベントを行うことができる状況ではなかった。その以前に男子バスケットボール日本代表が五輪出場を自力で決めたのは、今から48年前のこと。今回は実質的に“初開催のプレミアムイベント”のはずだった。男女選手ともに『顔は知っているがざっくばらんに話す機会は少ないので、いい機会だった』と口にし、好評でした」(競技関係者)

 しかし、そこに八村の姿はなかった。

「司会を務めたフリーアナウンサー・ヒロド歩美が選手をコートに呼び込む際、『八村選手はコンディション優先のため欠席です』と説明しただけ。当然会場に来たファンからは『せっかく塁を見られると思ったのに』『強化試合まで楽しみにしておこう』という声が上がりました」(同前)

 そんな矢先、日本代表候補としてチームに合流している八村が、強化試合を欠場するとトム・ホーバス監督が3日のイベント後に発表。現場が混乱したのは言うまでもない。

「7月5日、7日に予定されている強化試合ですが、基本的に八村狙いのマスコミが大半だと思われる。ただ、その“主役”が欠場ということであれば、大きく扱うのは難しいだろう。『監督はなぜ、今になってそんなことを言ったのか』『本当に八村は試合に出ないのか』と、記者らに詰め寄られた広報担当者は、事実確認に追われていました」(在京テレビ局関係者)

 審議の結果、八村の扱いについて担当者は「試合当日まで分からない。その日に発表します」という見解を示して落ち着いたが、頭を抱えているのは5日に中継する日本テレビ、7日に中継するテレビ朝日の関係者だろう。

「両局のスタッフとも、他の報道関係者がいるにもかかわらず、広報担当者に食って掛かり、怒号も聞こえました。これまで制作した過去のVTR、CMスポンサーへのお詫び行脚、中継演出など、“八村抜き”となれば大半の工程をやり直さなければいけない。ただ怒りをぶちまけるなら裏でやってほしかったですけどね(笑)」(同前)

 6月29日にはマスコミの前で「五輪の舞台にまた戻れたのは光栄。楽しみなので思い切ってやりたいです」と喜んだ八村。その言葉が本心であってほしいが……。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2024/07/05 09:00
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