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『科捜研の女』初回視聴率はシリーズ最低発進……元子役俳優2人の演技が話題

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沢口靖子(写真:Getty Images)

 沢口靖子主演の連続ドラマ『科捜研の女 season24』(テレビ朝日系)の初回2時間スペシャルが7月3日に放送され、新レギュラーの子役出身俳優たちに賛辞が相次いだ。

 同シリーズは、京都府警の科学捜査研究所に所属する法医研究員・榊マリコとその仲間たちの活躍を描く科学的推理モノで、今シーズンは、沢口や斉藤暁、風間トオル、小池徹平ら前シーズンのレギュラーキャストが全員続投。

 さらに、科捜研の会計係・加瀬淳平役で加藤諒が今シーズンよりレギュラー入り。加えて、今シーズンを通して出演するシーズンゲストとして、鈴木福が警察官・新開颯太役で出演している。

※以下、『科捜研の女 season24』第1話のネタバレを含みます。

 第1話では、京都市役所からの人事交流で京都府警科捜研に派遣された加瀬が、科捜研はどんな鑑定をするのかと予算に興味を示す中、大月裕子(大塚寧々)が支配人を務める京都市内のビジネスホテルで30人以上が次々と倒れる事態が発生。毒物による大量殺傷事件の疑いもあることから、科捜研はあらゆる可能性を徹底的に調べ始める。

 一方、事件直後に現場にいた新人警察官・新開が、亡くなった被害者との間に確執を抱えていたことが判明。さらに、事件現場にいた消防の高度救助隊隊長・佐藤剛(津田寛治)の意外な事実も発覚する――。

鈴木福の“泣きの演技”が話題!

 化学を用いた捜査を視聴者にわかりやすく説明することをコンセプトとする同ドラマだが、化学の知識のない加瀬が加入したことにより、さらにわかりやすくなった印象。

 ネット上では、加藤の演技の評判も上々のようで、「加藤諒さんが入って、科捜研の雰囲気が明るくなって楽しい!」「加藤諒くん新メンバーとは思えないほどナチュラルに馴染んでてすごい! キャスティングした人天才」といった声が散見される。

 また、終盤で“泣きの演技”を見せたシーズンゲストの鈴木についても、「福くんの演技、すごい引き込まれる」「福くんの涙につられて、こっちまで泣いてしまった。演技上手」とやはり好意的な反応が目立った。

 なお、初回の平均世帯視聴率は7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、個人は4.2%。2000年放送の「season2」の初回が記録した平均世帯8.8%を下回り、初回としては同シリーズ最低となった。

 キャストや脚本に対する評価は高いものの、同シリーズとしては若干物足りない数字で発進した「season24」。今後の推移にも注目したい。

仲宗根由紀子(エンタメ系ライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

なかそねゆきこ

最終更新:2024/07/05 16:00
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