『霜降りバラエティX』終了の真相に粗品が言及も「もうちょっと整理ついたら……」
#霜降り明星
2日、テレビ朝日が東京・六本木の同局で定例会見を行い、お笑いコンビ・霜降り明星の冠番組『霜降りバラエティX』(同=以下『霜バラ』)について言及した。
『霜バラ』は、改編期である3月、9月ではなく6月という異例のタイミングで放送を終了しており、さまざまな憶測を呼んでいたが、同局は「番組の改編に関しては総合的に判断してということです」とコメント。「霜降り明星さんには2019年のスタートから5年以上にわたって番組を盛り上げていただきましたので、大変感謝しております」と感謝を述べるにとどめた。
霜降り明星といえば、メンバーである粗品の発言が各メディアに取り上げられ、注目を集めている昨今。テレビ朝日ではこの春、木村拓哉主演の『Believe -君にかける橋-』が開局65周年記念ドラマとして放送されており、粗品がYouTubeなどで木村の身長についての疑惑や「あいさつを無視された」というエピソードが問題視され、“大人の事情”によって『霜バラ』が打ち切られたとの話もささやかれたが、テレ朝から具体的な言及はなかった。
また、3日には当の粗品が自らのYouTubeチャンネル「粗品のロケ」で「6月の粗品を振り返る」という動画を公開。この中で、『霜バラ』の終了について語っている。
「これな、(原因は)諸説あんねん。ネットで」と切り出した粗品。
「よく言われるのが、粗品の意向で終わらせた、とか。まあ普通に視聴率が低迷して終わったとかもあったかな」
その真相については「いったん言わんほうがええか。もうちょっと整理付いたら言うわ」と含みを持たせたものの、「あんま変なことはなくて」と円満な終了だったことを示唆した。
『霜バラ』は、18年の年末に『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で優勝を果たした翌年に始まった、霜降り明星にとって初めてのキー局冠番組。『アメトーーク!』や『ロンハー』で知られるテレビ朝日の加地倫三プロデューサーの肝いりでスタートし、放送時間を移動しながら5年以上にわたって放送されてきた。番組が始まったのは、霜降り明星をはじめとする若手芸人たちが「第7世代」とくくられ始めた時期であり、『霜バラ』はそのブームの最後の生き残りだった。
『霜バラ』終了後、同枠では7月から東京・神保町よしもと漫才劇場を拠点としている若手コンビ・ナイチンゲールダンスと9番街レトロによる冠番組『ナイチン街レトロ』がスタート。これについては粗品も「だから、なんかすごい、いいな。あれ若手の枠やから。そこで霜降り明星が居座ってもしゃあないから、後輩に譲れたっていうポジティブな見方はめっちゃできる」と歓迎している。
『霜バラ』の歴史は、霜降り明星の『M-1』王者としての歴史だった。最年少優勝から6年、空前のブームとその終焉を経験した2人は31歳になった。コンビの新しいフェーズが始まる。
(文=新越谷ノリヲ)
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