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タレント候補は都知事選だけではない!西川貴教、王林、柳葉敏郎…知事選出馬を噂される芸能人たち

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小池百合子都知事

 7月7日に投票日を迎える都知事選は56人の候補者が乱立。都民は困惑するばかりだが、知事選の特徴の1つがタレント候補の強さだ。序盤の情勢調査では小池百合子氏と蓮舫氏の一騎打ちの様相だが、周知の通り小池氏は元キャスターで、蓮舫氏はキャンペーンガール、タレント、キャスターなどを経て政界入りした経歴の持ち主。元・芸能人は圧倒的に強い。

「よく言われるのが、地域の問題が争点となる知事選は国政選挙より政党色が薄く、いかに無党派層を取り込めるかが勝敗を分けます。都知事選では1995年以降、青島幸男、石原慎太郎、猪瀬直樹、舛添要一、小池百合子と、テレビで顔と名前が知れた人物が都知事を続けていますし、大阪では横山ノックや橋下徹が府知事に。そのまんま東(東国原英夫)が知事になった宮崎県は大ブームになりましたし、森田健作は千葉県知事を3期も務めました」(週刊誌記者)

 これまでもタレント政治家や知事には批判も多いが、一番多くの票を獲得したのは紛れもない事実。全国47都道府県を見渡せば、今後もまだまだタレント知事候補はいる。

「何年も噂されているのは、西川貴教の滋賀県知事選出馬です。西川は地元・滋賀でロックフェスを開催し、観光大使も務めており、インタビューで『最終的には……』と質問されることもしばしば。BSでは『西川貴教のバーチャル知事』という番組をやっていますし、長年出演しているエステーのCMで選挙演説をしているバージョンが登場した際には『ついに?』という声が相次ぎました。

 また、知事になる夢を公言しているのは王林です。売れっ子になった今でも青森に住み続ける王林は、青森県を盛り上げるのが目標で、バラエティ番組でもたびたび『青森県知事になりたい』と宣言。今や全国区となった彼女の地元人気は絶大で、後は機が熟すのを待つばかりでしょう。

 柳葉敏郎も知事選出馬の噂が絶えない人物の一人。柳葉は生活の基盤を故郷・秋田に戻して15年以上経っており、地元紙で積極的に発言したり、地元で行われたフェスに飛び入りしたりと、郷土愛はピカイチ。本人は噂が上がる度に頑なに否定していますが、担ぎ上げられてしまう可能性は十分にあります」(芸能ライター)

 地方に行けば、地元出身の有名人は街の名士であり、郷土の誇り。過去にも知事選出馬を噂された芸能人は数え切れない。

「北海道知事選が近づく度に出馬が噂されたのは松山千春です。北海道出身の松山は鈴木宗男議員と昵懇(じっこん)の仲で、選挙の度に応援演説に駆けつけるなど、政治との距離が近かった。地元紙でも出馬が取り沙汰され、一時は出馬を決意したとの報道も出るほどでしたが、2019年の道知事選では当選した鈴木直道氏の応援演説に駆けつけており、近年はもっぱらサポート役に回っています。

 地元から知事選出馬を期待する声が多いのは峰竜太です。峰は長らく長野県の観光大使を続けており、地元への寄附にも熱心で、県への貢献度は絶大。知事の話を振られると、『カミさんに怒られるから』などと巧みにスルーしていますが、出馬すれば間違いなく通るでしょう。

 この他、芸能人の中には、出馬すれば間違いなく当選する人はゴロゴロいます。福岡の博多華丸・大吉、宮城のサンドウィッチマン、熊本の上田晋也(くりぃむしちゅー)などは出れば圧勝でしょうし、大泉洋は昨年、兄が函館市長になり、道内では『いずれ……』という期待の声が上がりました。タレント知事を批判するのは簡単ですが、売れっ子芸能人が知事になれば地元は確実に盛り上がりますから、今後もこういった話は絶えないでしょう(前出・週刊誌記者)

 全国知事会の会合が、トークバラエティ番組のようになる日も近いか。

藤井利男(ライター)

1973年生まれ、東京都出身。大学卒業後に週刊誌編集、ネットニュース編集に携わった後、独立。フリーランスのジャーナリストとして、殺人、未解決事件、死刑囚、刑務所、少年院、自殺、貧困、差別、依存症といったテーマに取り組み続けてきた。趣味はダークツーリズム。

ふじいとしお

最終更新:2024/07/02 09:00
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