日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > ギャロップとガクテンソク「解散危機」

ギャロップとガクテンソク『THE SECOND』王者2組が明かした、それぞれの「解散危機」

写真ACより

 30日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)のゲストは、漫才コンビのギャロップとガクテンソク。同局が昨年からスタートさせた結成16年以上の漫才コンビによるトーナメント大会『THE SECOND』の初代王者と2代目王者だった。

 ガクテンソクは今春、上京を果たしているが、長年キャリアを大阪で共にしてきた2組だけに、昔話に花が咲いた。

 そんな中、2組がそれぞれの「解散危機」について語る一幕があった。

「解散しそうなコンビランキングって、あったやん。あれの1位、2位やねん」

 ギャロップ・毛利大亮が切り出したのは、2016年の年末に関西テレビで放送された『お騒がせニュース2016 よしもと芸人100人 しゃべっても大丈夫』での1コーナー。吉本興業に所属する約100人の芸人が出演し、その出演者たちにアンケートを取った「お前ら仲悪いんちゃう!? 解散しそうなコンビはどいつだランキング!」が発表されたのだ。

 その1位がギャロップで、2位がガクテンソク(当時・学天即)だった。ファンではなく、舞台裏の顔も知る芸人同士のアンケートだっただけに、ガクテンソク・よじょうも「あれ、リアルなアンケートでしたもんね」と振り返る。

 そこから、2組は実際に自分たちの解散危機について語り出した。

 ガクテンソク・奥田修二は「2011年」と、その時期を明確に断言する。

 中学の同級生だったコンビは05年にアマチュアとして『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で準決勝に進出。07年にオーディションを通過して吉本の所属となったが、10年をもって『M-1』がいったん終了。時を同じくして憧れの劇場だった「baseよしもと」も閉館し、モチベーションを失ったという。

「お互い、相手に解散しようって言わそうとしている動き」(奥田)

 たとえ解散することになっても“被害者”ぶりたいという思いから解散を言い出さなかった2人だったが、ある日、奥田が決意を固めてよじょうを呼び出すと、よじょうのほうから解散を切り出したのだという。

「どっちが先言ってんねんとなって。こいつの言うこと聞いたみたいになんの嫌やなと思って」(奥田)

 結果、解散を切り出したよじょうを奥田が論破する形で、解散を免れたのだという。

 一方のギャロップは『M-1』休止中の『THE MANZAI』(フジテレビ系)で50組の認定漫才師から漏れた際に「次に50組にすら入れなかったら辞めよう」(林健)と決意するも、いざ本番を迎えると「この漫才、最後になるかも」というプレッシャーから2人ともまともに漫才ができなくなり、「ちょっと辞めれません、これでは」と心変わりしたという。

 2組とも、確かに解散危機はあった。「解散しそう」の1位と2位が、「続けてきたからこそ」の象徴である『THE SECOND』の王者となっているのだ。

 ちなみに「解散しそう」の第3位はスーパーマラドーナだった。『THE SECOND』第1回大会ではベスト32、第2回大会では選考会で敗退しているが、来年も間違いなく参戦してくるはずだ。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ(ライター)

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。

n.shinkoshigaya@gmail.com

最終更新:2024/06/30 15:00
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed