『M-1グランプリ2024』開催記者会見 連覇を誓う令和ロマンは「ケムリの年にしたい」
#M-1グランプリ
今年も、年末に向けて熱い夏が始まる。
26日、第20回目となる漫才頂上決戦『M-1グランプリ2024』(テレビ朝日系)の開催を発表する記者会見が行われた。
昨年、芸歴6年目だった令和ロマンが、第1回大会の中川家以来となるトップバッターからの優勝を果たして話題を呼んだ『M-1』。今年も、芸歴15年以内の漫才師たちの“人生を変える戦い”が幕を開けることになった。
会見はMCを麒麟・川島明とABCアナウンサー・斎藤真美が務め、登壇したのはエントリーを表明している昨年の王者・令和ロマンに加えて、準優勝のヤーレンズ、3年連続ファイナリストの真空ジェシカ、2年連続ファイナリストのカベポスター、ラストイヤーとなるモグライダー、昨年初ファイナルとなったダンビラムーチョとマユリカの7組。
令和ロマン・高比良くるまは「モグライダー、ロングコートダディなどトリッキーなコンビがラストイヤーを迎える中で、どんな雰囲気になるのか」と、おなじみとなった分析キャラを披露。ネタについては「さまざまなネタを掘り起こしては捨て、掘り起こしては捨て、してますが、今年は(相方・松井)ケムリの年にしたい」と怪気炎。昨年は賞金1,000万円の全額をくるまが手にしているが、今年は優勝したらケムリが全額を手にすることになるという。
昨年、あと一歩のところで優勝を逃したヤーレンズは、出井隼之介が「引っ越しまして、結婚もしまして、ちょっと太りまして、やれることは全部やりました」「4分のおもしろいネタを作らなければいけないところ、17分のつまんないネタが2本できた」とコメント。
真空ジェシカは川北茂澄が「向上委員会で永野さんにつかみかかった陣内さん」などと言いながら真っ黒な瞳で登場すると、「同じネタでがんばりたい。技術があるんで」と相変わらず。
カベポスターは昨年、オチで大いに噛んだ浜田順平が、実母が生け花教室で自己紹介を噛んで笑われたエピソードを披露し、その反響の大きさを語ると、永見大吾は「もちろん優勝を目指す」と、ようやくまともなコメントを聞くことができた。
ラストイヤーのモグライダーは、ともしげが「ともしげがぐちゃぐちゃじゃないか、しか言われないんで、漫才師として認められたい」とぐちゃぐちゃな滑舌で思いを吐露。芝大輔は「『ジョンソン』も終わっちゃうんで、僕らにはM-1しかないんですよ」と訴えた。
ダンビラムーチョは、大原優一が昨年のファイナル進出で「収入が40万から60万に」「貯金が30万に」と具体的な金額をセルフ暴露。また、昨年の『M-1』で突然ゲストの巨人・岡本和真選手にサインをもらいに行ったことで、プロ野球選手にサインをもらう仕事が増えたことを報告した。
マユリカは、昨年のファイナルを経て全国ネットの冠番組がスタートするなど順調なキャリアを重ねているが、やはり気にかかるのは昨年のキャッチコピーである「ずっとキモダチ」だといい、今年は「反逆の○○戦士」といった文言を希望していた。
さらに会見後半にはロングコートダディ、トム・ブラウン、ダイタク、フースーヤ、ナイチンゲールダンスも登壇し、会見を盛り上げた。
令和ロマンが『M-1』史上初となる連覇を果たすのか。あるいはこの日登壇したメンバーが雪辱を果たすのか。はたまた、まだ見知らぬ新鋭が波乱を巻き起こすのか。エントリーは今日、26日からスタートしている。
(文=新越谷ノリヲ)
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