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『科捜研の女』加藤諒&鈴木福の登板に反響の中…『刑事7人』“東山紀之抜き”で継続の可能性?

『科捜研の女』加藤諒&鈴木福の登板に反響の中…『刑事7人』東山紀之抜きで継続の可能性?の画像1
東山紀之

 沢口靖子主演の連続ドラマ『科捜研の女 season24』(テレビ朝日系)の初回2時間スペシャルが、7月3日午後8時より放送される。

 同シリーズは、京都府警の科学捜査研究所に所属する法医研究員・榊マリコとその仲間たちの活躍を描く科学的推理モノ。今シーズンは、沢口や斉藤暁、風間トオル、小池徹平ら前シーズンのレギュラーキャストが全員続投する。

 さらに、新レギュラーメンバーに科捜研の会計係・加瀬淳平役で加藤諒が加入するほか、今シーズンを通して出演するシーズンゲストとして鈴木福をキャスティング。加えて、初回には沢口と初共演の大塚寧々や、約22年ぶりに同シリーズに出演する津田寛治らがゲスト出演するという。

 加藤や鈴木といった子役出身の俳優が複数加わり、雰囲気が少し変わりそうな『科捜研の女 season24』。ネット上では「どんな新風を吹き込んでくれるのか楽しみ」「加藤諒も福くんも演技うまいし、すぐに馴染みそう」と好意的な声が多数見られる。

 なお、昨年放送された『season23』は、平均世帯視聴率の全話平均で9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好成績を残したものの、テレビ局が重視するコア視聴率(13~49歳の個人)は各話1%半ば~2%台前半と苦戦。

 以前から若年層の取り込みが課題となっており、若手メンバーの加入はコア視聴率獲得を意識したものと見られる。

『刑事7人』、東山紀之「表舞台から引退」も継続ある?

 そんな新メンバーが話題となる一方、『科捜研の女 season24』と同じく「水曜午後9時台」で毎年放送されてきた『刑事7人』の今後も注目されている。

 東山紀之が主演を務める『刑事7人』は、2015年にスタート。以来、毎夏に放送され、昨年6~8月には最新作にあたる『Season9』が放送された。

 しかし、『Season9』の最終回で、東山演じる新専従捜査班の刑事・天樹悠(あまぎ・ゆう)が警察を依願退職。退職して畑仕事をする天樹のもとに、顔の見えないスーツ姿の男が登場するシーンもあったため、当時、視聴者の間で「新しい主人公かな?」「主人公交代するの?」とザワつくことに。

 さらに、9月7日にジャニーズ事務所(当時)が開いた記者会見で、東山が新社長就任と「年内をもって表舞台から引退」すると発表したため、『刑事7人』の継続が半ば絶望視されたのだ。

 同ドラマはまるで東山が引退することを知っていたかのような意味深な最終回であったが、言い換えれば、主人公を自然に交代するには好都合なラストともいえる。

 当時、「シリーズ終了が決定した」と報じる一部週刊誌も見られたが、テレ朝からの正式発表はなく、今後については不透明な状態。そのため現在、『科捜研の女 season24』の終了後に、同枠でリニューアル版『刑事7人』が放送されるのではないかといった臆測も飛び交っているようだ。

『警視庁捜査一課9係』で主人公不在の前例も

 また、前例として、同局では『警視庁捜査一課9係』の主演俳優・渡瀬恒彦さんの逝去に伴い、2017年放送の『Season12』を「主人公不在」という形で放送したことがある。

 結局、翌18年、『警視庁捜査一課9係』で2番手だった井ノ原快彦が主演に昇格する形で『特捜9』と改題しリニューアルしたが、『刑事7人』も同様に「主人公不在」や「主演変更」といった対応で継続する可能性もありそうだ。

 現在、SMILE-UP.の代表取締役社長として、同社が抱える性加害問題の被害者へのケア・補償に当たっているとされる東山。「ヒガシは補償が終わったら、きっと芸能界に復帰する」と信じて待つファンも多いだけに、『刑事7人』の今後が注目される。

仲宗根由紀子(エンタメ系ライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

なかそねゆきこ

最終更新:2024/06/25 17:00
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