激突!地下格団体抗争戦―血しぶきと気炎に染まった喧嘩バトルの全貌
2024/06/21 11:00
#BreakingDown #地下格闘技 #和魂 JAPAN GOD FATHER DON M
「BreakingDown」とは異なる魅力
寝たまま試合が膠着しそうになると、レフェリーが即座に引き剥がし、両者を無理やり向き合わせる。ケージが狭くて低いため、セコンド陣は身を乗り出すようにして声援を送る。MCからも「止まるんじゃねえ!」「どっちも行け!」「チョーパン(頭突き)ありだぞ!」「おら、時間がねえぞ!」といった煽りが入り、場内のスピーカーからは攻撃的なBGMが大音量で流れ続けているため、試合がまったりする暇がない。まるで闘鶏を見ているかのようだ。
「BreakingDown」も喧嘩テイストを売りにしているが、最近では選手の“格闘家色”が強まり、延長戦を想定した戦いを行う者も増えているため、1分間でスカッと決着するケースが減ってきている。
その点、この『和魂 JAPAN GOD FATHER DON M』は延長戦がないため、選手はしょっぱなから全力で行く。1分なら先にポイントを取った者が判定狙いで逃げ切ることができても、狭いケージで3分あると、それは難しい。結果、相手を潰しに行くしかなく、3分あれば自ずと優劣も明白になる、という非常によくできたルールなのだ。
朝倉未来は「喧嘩は1分で勝負がつく」と語ったが、長い歴史を持つ地下格の見地からすると「喧嘩は3分で勝負がつく」というのが真実なのかもしれない。
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