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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 「ススキノ首狩り娘」惨殺事件の裏側

普通の女の子は、いかにして「ススキノ首狩り娘」になったのか──惨殺事件の裏側

※イメージ

今週の注目記事・第1位「ススキノ首狩り娘と精神科医父のSMプレイ」(『週刊文春』6/20日号)

同・第2位「ペットボトルと脳卒中リスク」(『週刊現代』6/22日号)

同・第3位「巨大企業グループの最高幹部会で警告された今年中に不動産バブル崩壊」(『週刊ポスト』6/28・7/5日号)

同・第4位「小池VS蓮舫 2人の爆弾」(『週刊文春』6/20日号)「都庁職員に聞いた『小池百合子』『蓮舫』どっちがマシ?」(『週刊新潮』6/20日号)

同・第5位「本部長が不祥事隠蔽『鹿児島県警』が放つ腐臭」(『週刊新潮』6/20日号)

同・第6位「ミスチルコンサート責任者が裏金2億円でマンション6部屋を買っていた!」(『週刊文春』6/20日号)

同・第7位「日比麻音子アナ ミスター慶應と同棲キャッチ!」(『FLASH』6/25日号)

同・第8位「突如活動中止 神ボディグラドル(25)とバスケBリーグMVP男(32)が3ポイント不倫」(『週刊文春』6/20日号)

同・第9位「死亡事例まで起きていた『保険証廃止』やってはいけない」(『週刊新潮』6/20日号)

同・第10位「寝取られ夫のママ区議不倫告発を無視 維新の身体検査」(『週刊文春』6/20日号)

同・第11位「『三笠宮彬子女王』のベストセラーが問う『悠仁さま』“東大一直線”への不安」(『週刊新潮』6/20日号)

【巻末付録】現代とポスト、SEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は勢ぞろいで、久しぶりに読み応えのある特集がそろった。早速いこう。

 故・三笠宮寛仁さんの長女・彬子さんの著書『赤と青のガウン』(PHP文庫)が売れているという。

 発売から2ヶ月で10万部超というベストセラーで、皇室の人が書いたものとしては異例の売れ行きだと新潮が報じている。

 彼女は学習院大学文学部史学科を卒業後、2004年から英国のオックスフォード大学に留学。大学院まで進み、女性皇族としては初の博士号を取得している才媛である。

 この本は2015年に単行本として刊行されているが、今年4月に彬子さんがテレビに出てから、SNSを通じて「面白すぎる」と評判になり、部数を伸ばしているという。

 だが内容は、皇室女性の優雅な英国留学ではない。

≪赤と青のガウン。それは、私が博士課程を始めたときからいつか着る日を夢みてきたものだ。五年間の留学生活中、何人もの友人が博士課程を無事修了し、オックスフォードを旅立っていく様子を何度も見送ってきた。晴れ晴れとした表情でこのガウンを身にまとい、学位授与式が行われるシェルドニアン・シアターから出てくる友人たちの姿は、誇らしくもあり、またうらやましくもあった。オックスフォード大学の厳しい博士課程を成し遂げた者しか袖を通すことを許されない赤と青のガウンは、くじけそうになったときにふと頭に浮かび、オックスフォードに来たときの自分に立ち返らせてくれる「目標」だった。≫(「あとがき」より抜粋・Amazonの紹介欄から)

 語学習得に苦労し、厳しい授業についていくのが大変で睡眠時間を削られと、当時の様子をユーモアを交えて綴っているのだ。

 新潮はこの話から、悠仁さんも東大一直線ではなく、帝王学を学べる環境=大学が必須ではないかと結んでいる。

 私も、オックスフォードがいいのではないかと思う。警備が大変だというが、現天皇が皇太子の時に留学していたのだから、できないはずはない。

 東大ばかりが大学ではない。

 お次はまたまたまた日本維新の会所属議員の不祥事発覚だ。

 4児のシングルマザーという触れ込みで当選した松澤愛里江東区議会議員(40)は、文春によれば、会社経営者の男性と結婚し子供をもうけたが、、「十八年頃から、元夫に不倫を疑われるようになり、離婚話が浮上したのです」(維新関係者)というのである。

 まあ、よくある話だが、子どもの親権を巡り法廷闘争になり、今年2月に、東京地裁が「離婚の原因は不倫にある」という判決を出したそうだ。

 問題は、元夫が文春にこう語っていたというのだ。

「不倫は政治家の資質を考える上で大きな問題になる。彼女の出馬を知った時、維新所属の複数の国会議員に不倫について伝えました。しかし維新から私に事実関係の問い合わせは一切ありませんでした」

 当選できる“タマ”なら何でもいい。これが維新の本音なのだろう。まだまだこれからも出てくるだろうな。

 さて、新潮のマイナカード批判が苛烈さを増している。

 先週はマイナカードは偽造が簡単にできてしまうという点を追及していたが、今週は「死亡事例まで起きていた」というからただごとではない。

 全国保険医団体連合会の竹田智雄会長は、自身のクリニック(岐阜県岐阜市)で起きた74歳の高齢女性の「惨事」をこう語っている。

 彼女は6月3日に主人に付き添われてやってきたという。主人によると、その日の午前中に胸が苦しくなり、身悶えするような場面もあったという。

 事務員が「保険証をお持ちですか?」と聞くと、「マイナ保険証です」といい、リーダーにカードを入れ、顔認証による本人確認はスムーズだったが、最後の段階で、「資格情報なし」と表示されてしまったというのである。

 主人は、そんなはずはない、登録してあると何度も試したが、その後も、「後期高齢者の医療保険の資格情報なし」と表示されてしまった。

 事務員が、岐阜県後期高齢者医療広域連合に電話で問い合わせたが、「保険証があるかないかを含めて、調べないとわからない」といわれてしまったそうである。

 しかし主人は、容態も落ち着いているようだし、いったん帰って、明日また来ますと帰っていったという。

 だが事態は急変した。

「翌朝ご主人から、患者さんはその日の未明に容態が悪化し、帰らぬ人となったと連絡があったのです」(竹田会長)

 現行の保険証であればこういう悲劇は起きなかった。

 こんな状況で、今年の12月初めに紙の保険証が廃止されたら、このような悲劇が全国各地で起きる可能性がある。

 そうなれば、河野太郎が辞任したとて、許されるはずはない。

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