篠原&バカリ『イップス』視聴率回復もフジ金9史上最低へ…第10話の「無理ありすぎ」なトリックとは?
#ドラマ #バカリズム #イップス
篠原涼子とバカリズムがダブル主演を務める連続ドラマ『イップス』(フジテレビ系、金曜午後9時~)の第10話が6月14日に放送され、平均世帯視聴率4.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人2.3%を記録。前回の世帯3.7%から0.5ポイント上昇した。
同ドラマは、前クールで好調だった『となりのナースエイド』(日本テレビ系)などで知られるオークラ氏が脚本を手掛けるオリジナル作品。
書けなくなったミステリー作家・黒羽ミコ(篠原)とエリート刑事・森野徹(バカリズム)がバディを組み、事件を解決していく一話完結のミステリーコメディーだ。
※以下、『イップス』第10話のネタバレを含みます。
最終回手前となる第10話では、エレベーター内で神奈川県議会議員が射殺される事件と、ホテルの一室で建設会社社長が殺害される事件が連続して発生。どちらも、現場で「令和のねずみ男」による犯行声明文が発見される。
その後、警察発表されていない「令和のねずみ男」のことをなぜか知っているフリーのジャーナリスト・新正誠(野村周平)が現れ、危険人物と判断する森野。さらに、森野の姪っ子である木原茜(松田るか)が新正と恋人関係にあることから、事件を追うことになる――。
『イップス』のアリバイが「なんの証拠にもならない」と物議
今回は、犯人の新正がスマホの位置情報を利用し、自身が高速バスで大阪へ行ったかのようにアリバイ工作するという手口だった。
同作は以前、なにわ男子・道枝駿佑がラジオ番組で「すごい面白い」と『イップス』を紹介したことから、ネット上では「みっちーがおすすめしてくれたドラマ、面白い!」という声のほか、「相変わらずミコさんと森野の会話劇が楽しい」と好意的な声が続出。
一方、「なんの証拠にもならないトリックのために東京と大阪を行ったり来たりする犯人が不思議」「こんなにすぐバレるアリバイ、この時間帯のドラマで初めて見たかも」とトリックを疑問視する視聴者も目立っている。
なお、同ドラマはメインのオークラ氏を含む3人の脚本家が回ごとに交代で執筆しているようだが、このほかに“トリック監修”として別の脚本家も携わっている様子。
しかし、今回に限らず「トリックが非現実的」「アリバイ工作が運任せ」といったツッコミも目立ち、物議を醸してしまうことも多いようだ。
また、初回が世帯平均視聴率5.8%で発進した『イップス』だが、第2話以降は概ね4%台が続き、第9話で3%台までダウン。
昨年10月に新設された同ドラマ枠では、過去に『うちの弁護士は手がかかる』と『院内警察』が放送されたが、全話平均視聴率において『イップス』が枠史上最低となるのは確実だろう。
テレビ局が重視するコア視聴率においても、回によって1%以下を記録するなど、厳しい状況の『イップス』。6月21日にはいよいよ最終回が放送されるが、反響やいかに……。
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