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週刊誌スクープ大賞

東京都知事選に風雲急! 小池百合子vs蓮舫、女帝対決の行方は……

「『小池百合子』VS.『蓮舫』都知事選“5つの争点”」

 今週の最後は、しばらくぶりに「好勝負」になる都知事選についてである。小池百合子はこの原稿を書いている時点では出馬表明をしていないが、三選目指して出てくることは間違いあるまい。

 一方、いち早く出馬を表明した蓮舫は、勝ち目があると読んでの出馬であろう。

 私はこの戦いを「口先女決戦」と呼んでいる。甲乙つけがたい2人の女性は、まさに手も口も八丁同士。史上まれにみる面白い見ものになること間違いない。

 何誌か見て見ると、だいたい小池百合子やや有利、蓮舫がどこまで追い詰めるかという見方のようだ。

 小池のほうは2期都知事を続けた“実績”があるが、蓮舫のほうは小池の実績否定、自民党との癒着体質を批判するだけで、今回の都知事選で、何を目玉の政策に据えるのかがまだよく分からないというもの。

 お互い、小池は「カイロ大学卒業詐称疑惑」があり、蓮舫には8年ほど前に、父親の籍である台湾籍を抜いていなかったことが判明、民進党の代表だったが辞任せざるを得なくなった。

 共に脛に傷を持つ同士だが、小池の学歴詐称問題のほうが重大だという見方が多い。

 年齢は小池が71歳、蓮舫が56歳。容色比較では、やはりクラリオンガールからテレビのキャスターだった蓮舫が、このところとみに老け顔になってきた小池をリードという所か。

 では、家庭人としてはどうか。小池は独り者だから、愛人の存在でも出てくればマイナスになるだろうが、今のところはプラスもマイナスもなし。

 一方の蓮舫のほうには「離婚」していたというマイナスがある。

 文春によれば、2020年8月、27年間連れ添った亭主と別れているのだ。当時、蓮舫は文春の取材に対して、人生観の違いで、地方に生活の拠点を移そうとした夫と、東京選挙区の自分は動けないので、自分のほうから離婚を切り出したといっている。

 その亭主は、岩手県釜石市に移住し、昨年9月の釜石市議選に出馬し、初当選を果たしている。

 文春が元亭主に連絡したが、沈黙したままだった。

 さらに、同居していた母親も現在別居しているという。何か家族間に問題を抱えているのだろうか。

 不可解なのは、蓮舫の長男が、糸山英太郎(82)という元自民党衆院議員で、政界のフィクサーともいわれる人物と「養子縁組」していたというのである。

 元自民党だから、当然、糸山は保守派である。野党立憲民主党とは相いれないはずだが。

 文春で政治部デスクがこう話している。

「Aさん(蓮舫の長男)は政治への意識が強く、旧知の糸山氏と養子縁組をしたというのですが……。蓮舫氏も糸山氏も本件については一切コメントしておらず、真相が判然としないのです」

 糸山の秘書の内村公彦が取材に対して、養子縁組は事実だと認めているが、特別なことではなく、糸山が総長を務める湘南工科大に長男が入学し、自民党にも入党したというが、母子断絶ということではないという。

 しかもその後、2022年6月に養子縁組は解消しているというのである。政治家志向はあるようだが、母親ともそれなりに付き合っているようだ。

 また、だいぶ前に覚せい剤所持で逮捕歴のあるXと地方へ祭りを見に行ったことがあったが、指摘されて以後、「お会いしたことはありません」と蓮舫は答えている。

 小池百合子程ではないが、蓮舫も平坦な人生を歩んできたわけではない。

 人生いろいろあった2人が、都知事選というひのき舞台で相まみえる。

 私は小池政治に失望し、彼女の二枚舌三枚舌にはうんざりしている。蓮舫が都民が望んでいるような政策、都政のあり方を呈示できれば、彼女にも勝機は十分あると思っている。

 最後に、文春が、小池の公約した「ドクターヘリ」が、都民の血税の無駄遣いになっているという記事に触れておこう。

 2022年3月から東京都ドクターヘリが就航した。これは杏林大学医学部付属病院が医師や看護師を派遣する「基地病院」となり、入札の結果、ドクターヘリの運航は学校法人ヒラタ学園というところに委託されたそうだ。

 現在は多摩地区や西東京エリアだけで運航されているそうだ。だが、このヘリの運航実績が極めて悪いのである。2023年度、都のドクターヘリの運航回数は1360回だが、実際に患者を運んだケースはわずか306回。キャンセル率77%にもなる。他県では大体20%から30%以内。

 さらに、入札価格とは別に多額の金がヒラタ学園に支払われているというのである。それは、年間飛行時間で支払われるため、キャンセルが多くても、飛べば飛ぶほど儲かる仕組みだからだそうだ。

 杏林学園理事長の松田剛明は、「委託会社の変更も真剣に検討する」と文春に話している。

 文春は、血税の無駄遣いだと追及している。これなども都知事選の争点の一つになり得るのではないか。

 小池百合子圧勝とはいかない。都民の私はそう考える。(文中敬称略)

【巻末付録】

 今週はポストだけ。

「吉永小百合 可憐なマドンナ」。もうこれだけでいい! サユリ~、サイコ~。
「穿いてるほうが感じちゃう パンスト美女たちのエッチな体験談」

 袋とじ「Qカップの衝撃 魅惑の超乳クイーン Himari」。袋とじ「渡辺万美 世界が認めたフルヌード」

「おかぴー、タイへ行く 岡田紗佳」「独占公開 植原ゆきな 天下を狙うビキニ」

 今週は……、小百合だな。

元木昌彦(編集者)

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

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もときまさひこ

最終更新:2024/06/15 17:00
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