東京都知事選に風雲急! 小池百合子vs蓮舫、女帝対決の行方は……
#週刊誌スクープ大賞
「『虎に翼』『土居志央梨』演じる“男装の麗人”は実在したのか?」
ところで、NHKの朝ドラ『虎に翼』が好調のようである。であると書くのは、私が全く見たことがないからだが、日本初の女性弁護士になる猪爪寅子がヒロインだそうだ。
現代では女性弁護士など珍しくはないが、終戦直後では、司法試験を受ける事だって大変だっただろうし、世間の目も、「なんで女性が」という冷たい視線だったと思われる。
今週の新潮によれば、このドラマの中で、ヒロインに負けず劣らずの話題をかっさらっているのが、土居志央梨(31)が演じる男装の麗人よねだそうだ。
「よねは寅子の学友として物語の序盤で異彩を放ちました。バレリーナ出身で168センチと高身長の土居が男性のような格好で、仲間の女学生たちにつらく当たる演技が衝撃的だったのです。しかし、そのすぐ後、よねには姉が女郎に身売りされるなどの哀しい過去があり、ゆえに女性らしさと訣別したことが明かされました。以降、寅子たちとの友情を育んでいくのです」(スポーツ紙記者)
新潮は、この当時「男装の麗人」は実在したのかという問いを発しているが、これは新潮らしくもない。
男装の麗人として有名だった水の江瀧子を忘れたのだろうか。
ウイキペディアにこうある。
「1928年に東京松竹楽劇部(後の松竹少女歌劇部、松竹少女歌劇団、松竹歌劇団)に第1期生として入団。同期に小倉みね子ら。日本の少女歌劇史上初めて男性様に断髪した男役で『男装の麗人』の異名を取り、『ターキー』の愛称と共に1930年代から1940年代にかけて国民的人気を博した。また、宝塚少女歌劇より早い断髪の男役であった」
大正時代のモボ・モガ時代から、男装の麗人は女性たちの憧れの対象でもあったようだ。
お次は文春。この記事は今週の売り物なのだろうが、私にはよく分からない。
お許し願って「文春オンライン」から引用させていただく。
――これまで数多くのヒット曲を世に送り出し、CD累計6000万枚以上を売り上げたMr.Childrenは今年、結成35年を迎えた。メンバー全員が50代を迎えた現在も精力的な活動を続け、今年7月からは全国11カ所でのアリーナツアーも予定される。そんなミスチルが2018年、2019年に開いた2つのコンサートツアーで約4億円の裏金が作られていたことが「週刊文春」の取材で分かった。
不正の舞台となったのはミスチルの所属事務所「エンジン」と、関係会社でミスチルのコンサート制作を行う「クラッチ」という2つの会社だ。
エンジン社の社長である谷口和弘氏(47)は、昨年11月、東京地検特捜部に金融商品取引法違反で在宅起訴されている。
「谷口氏と部下の松尾貴志氏は、衣料品を扱う上場企業の株価を吊り上げるため、粉飾決算や風説の流布に関わったと見られており、今年8月に初公判が開かれます。2人は東京地検の聴取に全面自供。事務所は『所属タレントは無関係で全く関与していない』とコメントしています」(社会部記者)
ところが、その捜査過程で、ミスチルの活動にかかわる裏金作りが明らかになったのだ。
エンジン社の関係者は次のように証言する。
「昨秋の事件について、谷口氏はメンバー4人に謝罪し、許しを得ている。ただメンバーはミスチルに無関係の、谷口氏による個人的犯罪だと考えています。しかし真相は、コンサートでの裏金作り。メンバーにも直接関わる話です」――
谷口は、サッカーを通じて知り合ったミスチルのリーダー桜井和寿に取り入り、スタッフから、チーフマネージャーに成りあがり、「エンジン」の代表取締役にまで出世した男だという。
文春は「エンジン」社の内部資料を手に入れ、多くの関係者を取材して、約4億円に及ぶ裏金作りの全容を掴んだという。
――コンサートにおける裏金作りの手法は3つに分かれる。そのひとつが約2億円におよぶ経費の水増し請求だ。
通常、ミスチルのコンサートは、エンジン社がクラッチ社に制作を委託。クラッチ社が舞台監督や照明など外部業者に発注する。外部業者はエンジン社に代金を請求し、クラッチ社はエンジン社から、別途、制作協力費を得ていた。
ところが、こうしたコンサートの業務体制は、裏金捻出のため、2018年のコンサート時に変更された。
業者はクラッチ社に請求し、そのクラッチ社は1割から2割水増しした額をエンジン社に請求する。その差額がクラッチ社にプールされるようになったのだ。谷口氏らはこうして得たプール金を、旧知のコンサル会社と、谷口・松尾両氏が設立した別会社を経て、自分たちの資産に替えようとしていた。エンジン社内では、水増し請求の詳細を記した二重帳簿も作られていた。
その二重帳簿には「CLUTCH請求額」に1~2割ほど上乗せされた額が「エンジン請求額」と記されている。例えばアリーナツアーのステージデザイン費では、2社の請求額に200万円の差額が生じていた――
これらが事実なら、詐欺罪、背任罪にあたる可能性がある。
だがミスチルはこれについてこう発表している。
スポーツ報知(6/5(水) 21:51配信)はこう報じている。
「4人組バンド『Mr.Children』の公式サイトが5日、更新され、『文春オンライン』で報じられた裏金疑惑報道を否定する文書が掲載された。
サイトで『週刊文春の記事について』と題する文書を公開。『「週刊文春」および「文春オンライン」に掲載された、コンサートチケットにまつわる記事についてです。本記事で書かれているような、コンサート収益についての不正行為は一切ございません』と全面的に否定。『また、公演のチケット代に関しては、物価、人件費等の高騰などの社会情勢を考慮しながらも、ファンの方々の負担が大きくならぬよう細心の配慮をし、メンバー、スタッフ間において誠実に、慎重に協議を重ねて決定しているものであり、不当な利益を得るための値上げであるといった事実は断じてございません』としている」
だが、文春の報道は微に入り細を穿っている。
全くの事実無根で済むのかどうか。文春が次号でもやってくるかな?
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