アキナ山名が肩甲骨骨折、『脱法TV』第2弾、ニッキューナナはどうなの……【週末お笑い雑話】
#週末お笑い雑話
今週あったお笑い界隈の話題をピックアップ! ライター・新越谷ノリヲと担当編集Sが勝手にしゃべります。お聞き流しのほどを~。
■アキナ山名が肩甲骨骨折
編集S アキナの山名が『せやねん!』収録中にスケボーでコケて骨折したそうです。
新越谷 肩甲骨だそうですね。肩甲骨骨折って、あんまり聞いたことない。
編集S 確かに。どう思います?
新越谷 すごく痛そう。
編集S それはそうなんですけど。全治6週間だそうですし。そうじゃなくて、バラエティでの大ケガってなかなかなくなりませんよね。安全対策とか、どうなってんのかなと。
新越谷 まあ、普通に暮らしててもケガはしますからねえ。しかもスケボーなんて、ケガするように作られてるとしか思えないもん。
編集S MBSは平謝りですね。「番組のロケで山名さんが負傷したことに対して、山名さんご本人をはじめ、相方の秋山賢太さん、所属事務所ほか関係各所の皆さまに心よりお詫び申し上げます」と、秋山にまで謝ってる。
新越谷 ヒジヒザのプロテクターとヘルメットはしてたみたいだし、まあ運が悪かったとしか。
編集S 『水ダウ』のトム・ブラウン布川の相撲骨折は放送してましたね。
新越谷 あれは画期的だったと思いましたね。ちゃんとスタジオでもツッコんでたし、事故はあったけど過剰に反応するでもなく、普通のこととして処理してた。大事に至ってないなら、あれくらいの扱いでいいと思うんですよね。本人だってお蔵になったら責任感じるだろうし、バラエティとはいえ真剣勝負として見せてるわけですから。
編集S そうですよね。
■『脱法TV』第2弾
編集S で、バラエティのコンプライアンスといえば『有吉弘行の脱法TV』第2弾が放送されました。今をときめく原田和実ディレクター。今回もおもしろかったですね。
新越谷 おもしろかったけど、個人的には前回のほうが好きでした。
編集S ほう。どんなところが?
新越谷 前回のほうがというか、前回のタトゥー芸人のやつがめちゃくちゃすごいと思ったんですよ。タトゥーのある芸人のネタを流せるかどうか、コンプライアンス委員会に是非を問うという流れの中で外堀から埋めていく感じ。結果、タトゥー芸人をテレビに出さない根拠は「何もない」「けど出さない」という矛盾を引き出して見せた。ドラマチックだし、なんだか若手ディレクターの青春すら感じさせるようなVTRだった。
編集S それでいうと、今回はバラエティ寄りというか、お笑い寄りな感じはしましたよね。
新越谷 そうなんです。こうやったら脱法できそうっていうアイディアそのものがボケになってて、カラーバーがツッコミになってる。脱法大喜利というか、あんまり青春を感じなかったんですよね。
編集S なんですか、青春を感じるとか感じないとか。
新越谷 ぜんぜんそれでもおもしろかったし、ヤラセ検証の手の込み方には感心したし、やっぱり「ヤラセかどうかよりヤラセに見えるかどうか」で判断される矛盾みたいなところは暴いてるんですけどね。
編集S そうですよ。
新越谷 もうちょいロジカルなものも見たかったなと。贅沢な話ですけど。
■ニッキューナナはどうなの
編集S コンプラの話でいうと、NOBROCK TVにニッキューナナ出てましたね。
新越谷 なるほど、コンプラの話だ。
編集S 本人いわく「佐久間さんとYouTube」でやっていくしかないと。
新越谷 確かに、テレビでネタをやるのは難しいですよね。男児がマネしたらというクレームが入るのも容易に想像できますし。
編集S やっぱりニッキューナナもテレビに出られるような世界のほうが理想なんですかね。
新越谷 どうなんだろう。ニッキューナナ、めちゃくちゃおもしろいし大好きですけど、やっぱり今だからというのはあると思うんですよね。
編集S 今だから?
新越谷 コンプラ厳しくなって、ああいうのテレビで見られないよね。という風潮に対するカウンターとしてウケている部分はあると思うんです。昔は志村けんが女の人の胸に顔を埋めるなんて毎週やってたわけじゃないですか。あの時代にニッキューナナがいても、存在感はゼロなわけで。
編集S まあそうですよね。
新越谷 ニッキューナナって「うわ、マジで触ってるwwww男女コンビでwwww」という笑いなわけで、テレビのコンプラが厳しくなればなるほど輝きを放つ性質の笑いなんですよね。
編集S わかります。
新越谷 なので、YouTubeで稼げるならぜんぜんそっちの方がいいと思う。
編集S 今週はコンプラの話ばかりでしたね。
新越谷 思いのほかね。
(文=新越谷ノリヲ)
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