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A.B.C-Zメンバーが河合郁人に苦言で波紋…「僕たちの名前を出してほしくない」

河合郁人

 A.B.C-Zの橋本良亮が、昨年12月をもって同グループを脱退した河合郁人に対して「YouTubeの内容がA.B.C-Zに助けられている感じがある」「まだ僕たちの名前を出してほしくない。自分を貫き通して1人でやってほしい」などと発言。河合を非難するような言葉にも思えたことで、ファンの間で物議を醸している。

 橋本は5日付の「モデルプレス」のインタビュー記事に登場。河合が脱退すると言い出した時、塚田僚一が「俺は背中を押せない」「これからも5人でやっていきたい」「ファンの気持ちも考えてあげて」と反対し、グループの雰囲気がギクシャクしたと明かすなど、赤裸々に当時を振り返っている。

 長い話し合いがあった末、河合は昨年12月にグループでの舞台公演をもって脱退。橋本は卒業後の河合と「連絡は1回も取ってない」と明かし、さらに「YouTubeも見ていないのですが、動画の内容がSNSでたびたび話題になっているのは目にしていて、A.B.C-Zに助けられている感じがあるので、まだ僕たちの名前を出してほしくないというのが本音です。河合さんには自分を貫き通して1人でやってほしい」などと率直な思いを告白した。

 これに対して、ネット上のファンからは「言うねぇと思ったけど、辞めたからにはひとりで頑張って欲しい、グループの力借りないで欲しい、って思うのは当たり前だよね」「橋本くんなりのエールだと思いました。卒業したなら一人で頑張ってくれないとファンの気持ちも揺れちゃう」と理解を示す声が上がった。

 だが、それ以上に目立ったのが批判的な意見。「グループの知名度ないんだから、河合くんに話題に出してもらって逆にありがたいと思わないと」「世間は河合くんと塚ちゃんくらいしか知らないだろうから、むしろ名前出してもらって助けられてるのはA.B.C-Z側では」「河合くんのYouTube観てるけど、A.B.C-Zに助けられている印象全然ない。それより、スノストとか後輩とのコラボ頼みでしょ」といった辛らつな声が飛び交っている。

 実際、A.B.C-Zの厳しい現状も浮き彫りになっている。4人体制になってからの初のシングル「君じゃなきゃだめなんだ」が5日に発売されたが、4日付の「オリコンデイリーシングルランキング」では初登場3位という今ひとつな結果に。推定売上枚数は2万111枚で、2022年10月に発売した前作「#IMA」の2万8337枚を下回った。

 1位は6人組エンターテインメントグループ「すとぷり」のシングル「はじまりの物語」で、推定売上枚数は13万1862枚。A.B.C-Zは初日でトップから大きく水を開けられた上に、翌5日付の同ランキングでは5位に後退しており、週間ランキングでの1位獲得は絶望的な状況だ。

 サブスク解禁などデジタル戦略を強めた影響との見方もあったが、5日付の「オリコンデイリーデジタルシングル(単曲)ランキング」で「君じゃなきゃだめなんだ」は初登場12位となり、単純に売上が厳しくなっているという現実が浮かび上がった。こうした状況も影響し、橋本の発言に対してファンから苦言が続出する事態になったようだ。

 橋本の「河合批判」ともとられかねない発言は、長年苦楽を共にしてきた信頼関係あってこその言葉だったともいえるが、ファンのざわつきは収まらない状況。グループも河合も大事な時期であるだけに、この騒動がネガティブな方向に影響しなければいいが……。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/06/08 10:00
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