戸田恵梨香、有村架純、田中みな実らが所属…芸能事務所の倒産が急増する中、フラームが存在感を増す背景
#フラーム
芸能事務所の倒産や休業が急増する中で異彩を放ち、存在感を増しているのが大手芸能事務所・フラームだ。
フラームには女優の戸田恵梨香や有村架純、吉瀬美智子、田中みな実らが所属しているが、4月には休業が発表されたA-Teamからの退社を発表していた吉岡里帆が新たに所属することが明らかに。
5月30日には昨年のNHK連続テレビ小説『らんまん』や現在放送中のフジテレビ系ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』などに出演し、3月にアミューズを退社していた中村里帆が自身のSNSでフラームに所属することを報告した。
そんなフラームといえば、かつての看板女優である広末涼子が人気シェフ・鳥羽周作氏とのダブル不倫騒動を機に退社して注目を集めたが、別の芸能事務所のマネジャーはこう語る。
「フラームの井上義久社長は、元々は広末さんのマネジャーで、98年に広末さんを売り出す形で事務所を設立しましたからね。25年近くにわたり二人三脚でともに歩んでいた広末さんと袂(たもと)を分かったことに思うところはあるでしょう。ただ、会社として“広末ショック”によるダメージはほとんど皆無と言ってもいいんじゃないですかね」
実際、多数のドラマや映画、CMで主役級として活躍している戸田や有村はいまだに健在だ。
田中は女優業が好調で多数のCMに起用されているほか、プロデュースやイメージキャラクターを務めた美容グッズや下着などが好調なセールスを記録する“みな実売れ”現象を起こすなどインフルエンサーとしても高く評価されている。
吉瀬も離婚を機にこれまで距離を置いていたバラエティー番組にも進出し、新たな魅力を放っている。
ここにさらに吉岡も加わるわけで、フラームの勢いはますます加速することが予想される。
振り返れば、田中もテイクオフからの移籍組なわけだが、なぜフラームはここまで女優たちに人気があるのだろうか?
「元々、フラームはドラマやCMのキャスティングに強く、民放テレビ局や大手広告代理店はもちろん、特にNHKと太いパイプがあると業界内では言われています。戸田さんも、有村さんもNHKの朝ドラでヒロインを務めていますし、広末さんもNHKのドラマには結構出ていますからね」(前出のマネジャー)
それに加えて、近年は芸能界における“政治力”も高まっているという。
「かつてのフラームの弱点と言われたのが、スキャンダル対策でした。国民的アイドルとして人気を集めた全盛期の広末さんも男遊びや夜遊び、“奇行”などをマスコミに散々報じられましたし、独身時代の戸田さんも男性アイドルや俳優などとの熱愛をたびたびキャッチされていましたからね。それが、田中さんの移籍の際にそれまで一定の距離を置いていた、芸能界はもちろん、マスコミにも強い影響力を持つ“芸能界のドン”と関係性を深めたと業界内ではもっぱらです」(同マネジャー)
田中がかつて所属していたテイクオフや吉岡の前所属事務所のA-Teamも、“ドン”がトップに君臨する大手芸能事務所の系列とされている。2人の移籍劇を見てもフラームと“ドン”が太いパイプで結ばれたという証言は合点がいくところだ。
人気女優を数多く抱えているのみならず、強力なバックも味方につけたフラームの快進撃はまだまだ続きそうだ。
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