King & Prince、シングル売上激減でファン焦り…オリコン1位記録など途切れる可能性
#King & Prince #永瀬廉 #高橋海人
King & Princeが23日に通算15枚目のシングル「halfmoon / moooove!!」をリリースした。ファン待望の新曲だが、いわゆる「フラゲ日」の初日売上が大苦戦しており、デビュー曲から続いていたオリコン週間チャート1位と初週売上30万枚超えの連続記録が途絶える可能性が浮上。焦ったファンたちがCDの追加購入に乗り出す事態になっている。
オリコンの21日付のデイリーシングルランキングでは、King & Princeの「halfmoon / moooove!!」が推定売上枚数8万2173枚で2位に。1位はNMB48の29枚目のシングル「これが愛なのか?」で、推定売上枚数は18万9820枚だった。King & Princeがトップを逃しただけでも驚きだが、1位のNMB48にダブルスコア以上の大差で敗れたのは衝撃だ。
King & Princeは、2018年にリリースしたデビュー曲「シンデレラガール」から昨年11月に発売した14枚目のシングル「愛し生きること/MAGIC WORD」まで、14作連続でオリコン週間シングルチャート1位を獲得。同時に、14作連続で初週売上30万枚超えという記録を打ち立てていた。
今作はオリコン1位と初週売上30万枚超えの記録更新が懸かっているが、現状ではかなり厳しいという見方が強まっている。
前作「愛し生きること/MAGIC WORD」は、初日の推定売上枚数が29万1285枚で、初週売上は34.8万枚。「halfmoon / moooove!!」は前作よりも初日の推定売上枚数が20万枚以上も少なく、緊急事態レベルで売上が落ち込んでいる。このような状況だと、ファンがこれから追加購入に乗り出したとしても記録更新は至難の業に思える。
一部では、昨年5月に平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太が脱退し、グループが永瀬廉と高橋海人の2人になったことでファン離れが起きたのではと指摘する声もある。だが、脱退騒動時の売上ブーストが異常なレベルだっただけで、実は2人体制になってからも昨年6月リリースの13thシングル「なにもの」が初週売上54.4万枚を記録するなど、5人体制時代とさほど変わらない売上水準を保っていた。
そうなると売上がなぜ急減したのか不思議だが、ファンの間で最大の原因と目されているのが「サブスク解禁」だ。King & Princeは23日より、「halfmoon/moooove!!」の全収録楽曲(6曲)と昨年発売された初のベストアルバム「Mr.5」の全収録楽曲(57曲)の計63曲を各ストリーミングサービスなどで配信開始した。
これを受けて、ファンからは「MVフルで上げてサブスク解禁してしまったらCD買う意味がなくなる」「キンプリの売上見て、サブスク解禁のリスクと怖さに震えてる」「正直、わたしも今回はサブスクあるからCD買わなかった」「サブスク解禁してもオタはCD買うと思ったけどそうでもないのか」といった声が。サブスク解禁によってCD売上が激減したとの見方が持ち上がっているようだ。
その一方で「Number_iはMVフルで出してサブスクもやった上で『GOAT』のCDを初週50万枚近く(ビルボード調べで初週48万枚)売ってるから、サブスクだけが原因じゃない」「サブスクが原因だったら、他のアーティストも売上もっと落ちてなきゃおかしい」といった意見もある。
さらに「新曲が売れてないのは絶対ドラマのせいでしょ」「あのドラマ観たら、CD買う気が失せる」という声も多数あるようだ。
今作に収録された「halfmoon」は、永瀬が主演するテレビ朝日系ドラマ『東京タワー』の主題歌になっているのだが、同ドラマは永瀬演じる医大生が20歳以上も年の離れた人妻と禁断の恋に落ちる物語で、濃厚なキスシーンやベッドシーンがある。放送中はガチ恋勢のファンから「耐えられない」「なぜ推しのこんな姿を見せられるの」といった悲鳴が上がっており、これが購買意欲を下げたのではともみられているようだ。
永瀬と高橋は4月に新会社「King & Prince株式会社」を設立し、旧ジャニーズの受け皿となった「STARTO ENTERTAINMENT」とグループエージェント契約を結んだと伝えられている。2人体制でKing & Princeを続けていく覚悟がうかがえるが、今回の売上の急減はグループの今後に暗い影を落としかねない。オリコン1位&初週30万枚超えの記録は途切れてしまうのか、今作がグループの大きな分岐点となる可能性もありそうだ。
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