嵐の再始動とメンバーたちの囲い込みに成功したTBSが握る“利権”
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活動休止中の人気グループ・嵐の松本潤が16日、今月30日をもって『STARTO ENTERTAINMENT』を退所することを発表した。
嵐のメンバーでは昨年10月に独立した二宮和也に続いて2人目となるが、二宮と同じように個々の活動では個人事務所が、嵐としての活動は4月に設立した新会社『株式会社 嵐』が窓口となり、同社がSTARTOとエージェント契約を結んで活動することになった。
「おそらく、嵐の活動再開までにメンバー5人はSTARTO社から独立することになるだろう。グループの活動でのギャラは平等に分配し、個々の活動はそれぞれの裁量で稼ぐという、旧ジャニーズ所属時代とはまったく異なるビジネスモデルとなるはず。STARTO社とはエージェント契約なので、旧ジャニーズ時代のようなかなりの額の“中抜き”はなくなることに」(音楽業界関係者)
今年11月3日でデビュー25周年を迎え、再始動に期待が高まる嵐だが、メンバーたちはそれぞれ個人で精力的に活動。
二宮は7月期のTBS日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』に主演。18年に放送された主演ドラマ『ブラックペアン』の続編ながら別人の役で主演する。
櫻井翔は女優の水川あさみが新聞記者役で主演を務める、7月期の同局系ドラマ『笑うマトリョーシカ』に初の政治家役で出演。
松本は7月の東京公演から、デビュー記念日前日(現地時間)の英・ロンドン公演までのロングランとなる、野田秀樹氏の舞台『正三角形』に出演。
相葉雅紀は、テレビ朝日系『相葉マナブ』、日本テレビ系『嗚呼!! みんなの動物園』など3本のレギュラー番組を抱える。
「まさか同じクールで嵐の2人がTBSのドラマに出演するとは思わなかった。おまけに、主役ばかりこなしていた櫻井は脇役に。櫻井は『ネメシス』『占拠シリーズ』と日テレで主演ドラマが続き、同局系の『news zero』でもキャスターを務めているだけに、日テレの主演ドラマ以外のオファーは受けないかと思われていた。しかし、台本を読んで役柄を気に入ったようで、TBSのオファーを受けたようだ」(テレビ局関係者)
そして、気づけばTBSはすっかり嵐のメンバーたちの囲い込みに成功していたようだ。
「もともと松本は、ドラマシリーズがヒットし劇場版も公開された同局の『99.9-刑事専門弁護士-』に主演し、続編の制作は既定路線。相葉は昨年、人気シリーズ『渡る世間は鬼ばかり』のキャスト陣が勢ぞろいしたスペシャルドラマ『ひとりぼっち―人と人をつなぐ愛の物語―』に主演。『渡鬼』にも出演し“橋田ファミリー”のメンバーだったえなりかずきと公私ともに仲が良かった縁があったのか、主演に抜てきされたが、こちらも連ドラ版の制作がありそう。こうして嵐のメンバーを囲い込んだTBSだけに、グループが再始動の際は他局よりも多くの“嵐利権”を持つことになるだろう」(芸能記者)
まずは7月期の二宮と櫻井のドラマの視聴率対決が注目される。
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