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加藤浩次、吉本興業契約終了も芸能活動が順調なワケと吉本との“現在の関係”

加藤浩次、吉本興業契約終了も芸能活動が順調なワケと吉本との現在の関係の画像1
加藤浩次

 お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次といえば、MCとしてTBS系『人生最高レストラン』や同局系『応援!日本経済 がっちりマンデー!! ~日曜に勉強! 月曜から実践!~』などテレビやラジオで複数のレギュラーを抱えて存在感を放っている。

 過去には吉本興業の「闇営業騒動」に端を発した“加藤の乱”の後、19年10月に同社を離れてエージェント契約を締結、また21年3月にそのエージェント契約が終了、昨年3月に長年メインMCを務めていた日本テレビ系『スッキリ』が放送を終えるなど、たびたび芸能活動の窮地が取り沙汰されてきたが、フタを開けてみればいまだに活躍を見せている。

「特に吉本とのエージェント契約が解除された時には、当時レギュラー出演していた番組のほとんどが吉本所属時に出演が決まった番組であること、そして、ほぼ同時期に『スッキリ』の裏番組として吉本芸人・麒麟の川島明さんがメインMCを務める『ラヴィット!』(TBS系)がスタートしたこともあり、『ついにテレビから消えるかも』なんて噂も立ちましたからね。ただ、その一方で加藤さんは番組制作サイドからの評判は良く、『吉本と完全に切れても生き残るのでは?』といった声もありました」(スポーツ紙の芸能担当デスク)

 その制作サイドからの評判の良さの要因とはいったい何なのか?
 番組制作会社のスタッフは語る。

「一つは格や実績のわりにギャラが安いことです。以前に出演していた『スッキリ』に関しては一部で1本100万円超えなんて報道もありましたが、実際は50万円ほど。しかも、吉本とのエージェント契約が終了した後は同社の取り分がなくなったこともあり、さらに安くしたなんて話もあります」

 また、その人間性の高さも現場では評判がいいとか。

「若い頃は“狂犬”なんて言われていたようにコワモテのイメージもありましたが、年を重ねてからはだいぶ丸くなって、偉ぶるところもなく、若いスタッフにも気さくに声を掛けたりと現場での態度もいい。番組収録の空き時間の大半は喫煙所に入り浸っているのですが、煙草を吸うスタッフや共演者と気さくに談笑したりしてコミュニケーションをとっています。それに加えて、私生活に関しても夜遊びなどはせず真面目で、不倫などのスキャンダルを起こさない安心感もあります」(同番組制作会社スタッフ)

 今年1月にBS日テレで放送された『極楽とんぼの週末極楽旅』では、今でもタイミングが合ったら妻と一緒に風呂に入ることを明かしていたが、愛妻家で家庭的な面もスキャンダルにことのほか敏感な今のご時世に求められるタレント像にマッチしているようだ。

 一部で懸念されている古巣との関係については、バラエティー番組を手掛ける放送作家はこう明かす。

「メインMCを担当する『人生最高レストラン』には吉本芸人の『サバンナ』の高橋茂雄さんが準レギュラー的な扱いで出演していますし、他の番組でも普通に吉本芸人と共演していますからね。そもそも、相方の山本圭壱さんも吉本所属ですし、巷で言われているほど吉本との関係性が悪いとは思えませんけどね」

 今後も人気MCとして加藤はテレビ業界で存在感を放ちそうだ。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2024/05/27 10:51
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