Number_i、グループ2社目のCMゲットか…SNSに資料やポスター出回る

　平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太からなるTOBE所属のダンスボーカルグループ「Number_i」が、サントリーの炭酸水で割って飲むビール「ビアボール」の新CMキャラクターに起用されるのではないかと騒がれている。Number_iの起用をうかがわせる資料やポスターの画像が数日前からSNS上に出回っており、ファンの期待が高まっているようだ。

　発端となったのは、SNS上に販売店向けとみられる「ビアボール」の商品資料の画像が投稿されたこと。「ビアボール」はパッケージの刷新などのリニューアルを実施し、それに伴って大々的な広告プロモーションを展開する予定となっている。

　以前の「ビアボール」のCMは黒島結菜、柄本時生、渡邊圭祐が出演していたが、黒島は今年1月に宮沢氷魚との事実婚と第1子妊娠を発表。妊娠中のタレントはお酒のCMに出演できないという業界ルールがあるため、新たなCMキャラクターへのバトンタッチは確実となっていた。

　そんな中、SNSに出回った販売店向けとみられる商品資料に「新メッセンジャーは…若者層に絶大な人気を誇る“あのグループ”に決定!!」という記述と共に3人組のシルエットが掲載され、それがNumber_iのアーティスト写真と“一致”していたのだ。

　さらに、Number_iの3人がグラスを手に笑顔を浮かべている「ビアボール」の店頭ポスターらしき画像まで流出している。

　7日には「ビアボール」の公式X（旧Twitter）アカウントが開設されたが、ヘッダー画像には意味深な3つの「？」マークが。同アカウントは「5月9日(木)に新CMを公開予定！」と告知しており、9日にファン大注目の新CMが解禁される可能性がありそうだ。

　Number_iといえば、当初は平野の単独での広告起用が目立っていた。平野は今年に入ってから同じサントリーの「サントリージン翠」を皮切りに、デジタルハリウッド大学、ボシュロム・ジャパン、池田模範堂 「ムヒ」シリーズ、人気コスメブランドのヘアケアライン「Wonjungyo Hair」と、1月のデビューから半年足らずで5社との契約を獲得している。

　この快進撃にファンは歓喜する一方、神宮寺や岸が広告に起用されていないことを気にかける人が少なくなかったが、4月からNumber_iとして3人で日本マクドナルドのチキンマックナゲットの新CMに起用された。それに続いて「ビアボール」の新CMにも3人そろって出演となれば、もはやファンが心配する必要はなくなりそうだ。

　ただ、サントリーが平野の単独CMに続き、Number_iを広告キャラクターに起用したとなればひと悶着起きる可能性はある。サントリーはジャニーズ性加害問題を受けて「旧ジャニーズ事務所との新たな契約を結ばない」と発表し、SixTONESの松村北斗が出演していたノンアルコールビールの広告は事実上の打ち切りになった。

　一部の旧ジャニーズタレントのファンは不買運動を呼びかけるなどしてサントリーの対応を批判していたのだが、さらに「辞めジャニ」である平野をCMに起用したことで反発が拡大。これに加えてNumber_iがCM出演となれば、旧ジャニーズタレントのファンの怒りに油を注ぐことになりかねない。

　しかし、大企業のマーケティングは徹底した調査と合理的な判断の上で成り立っており、おそらくサントリーはそうした反応も見越した上で「Number_iを起用するメリット」が大きいと見ているのだろう。実際、先述した「サントリージン翠」は平野をCMに起用したことでアンチからの反発があったが、そんな騒ぎをよそに売上が爆増したと報じられた。Number_iについても売上増が期待できそうで、局地的な炎上やクレームなどに委縮することなく広告展開できそうだ。

　Number_iはグループとして2社目のCMゲットとなるのか、今後の発表に期待したい。