櫻井翔、22年ぶり助演は「格落ち」か「チャンス」か…「ジュリー氏離れ」の象徴との見方も
#嵐 #櫻井翔
嵐の櫻井翔が、水川あさみが主演する7月期のTBS系ドラマ『笑うマトリョーシカ』で22年ぶりに「助演」として連ドラに出演することが発表された。「格落ち」と揶揄する声がある一方、これをきっかけに役の幅が広がると期待する意見もあるほか、旧ジャニーズ事務所上層部との“決別”を象徴しているとの見方も浮上しているようだ。
同ドラマは、早見和真氏の同名小説の映像化。主人公の新聞記者・道上香苗(水川)が、未来の総理候補といわれる若き政治家(櫻井)と彼を支える有能な政務秘書官(玉山鉄二)の奇妙な関係性に気づき、彼らを取り巻く黒い闇に迫っていく政治サスペンスだ。
櫻井が「助演」として連続ドラマに出演するのは、友情出演などのケースを除くと、2002年放送の同局系『木更津キャッツアイ』以来、22年ぶりとなる。櫻井の父親は総務事務次官を務めたことがある人物で政治家転身を噂されたこともあり、そういう意味でも櫻井の政治家役はリアリティがあって注目されそうだ。
ネット上では、ドラマの内容以上に「櫻井翔が22年ぶりに助演」という点が話題に。それをきっかけに「今までジャニーズ事務所の力で主演をしてきただけで実力が伴っていなかった」「助演なのにキービジュアルの位置は真ん中で忖度を感じる」「演技力的には助演ですら心配」といった辛らつな声が飛び交っている。櫻井が20年以上もドラマで主演を張ってきたことに不満を持っていた視聴者が少なくないようだ。
近年の櫻井といえば、2021年に放送された日本テレビ系『ネメシス』で広瀬すずとW主演を務めたが、視聴者からは「ほぼ広瀬すずの単独主演で櫻井は助演レベルだった」との声が。同局系で昨年1月期に『大病院占拠』、今年1月期に『新空港占拠』の主演を務めたが、どちらもツッコミどころ満載の「ネタドラマ」という評価で演技力を称賛する声はほとんどなかった。
さらに、櫻井はジャニーズ性加害問題の影響でCM契約が激減し、MCを務めていたバラエティ番組『1億3000万人のSHOWチャンネル』が3月で終了するなど勢いが大きく低下。そんな中で「22年ぶりの助演」が発表されたことで、一部では「格落ち」を指摘する声も上がっている。
しかし、ファンからは「今まではできなかった役柄にも挑戦できるチャンス」「役の幅を広げるのは大賛成」といった期待の声も。これまでは「育ちのいい好青年」というイメージが俳優業での役柄にも強く影響していたが、助演もできるとなれば悪役などで意外なハマリ役が生まれる可能性が広がる。
また、業界内では「もし嵐を育てた藤島ジュリー景子氏(現SMILE-UP.代表取締役)の影響力が健在だったら、助演としてのドラマ出演を許さなかっただろう」との見方がある。櫻井が助演としてドラマに出演できるのは、旧ジャニーズ上層部と「切れている」という証拠だと見る向きがあるようだ。
先日、嵐はメンバー5人で新会社「株式会社嵐」を設立したことを発表し、それを報告する5人連名の文書の中で「これまで以上に主体性をもち、これまで以上に主体的に判断をし、これまで以上に主体的に行動したい」と記していた。
「主体性」「主体的」という言葉を強調したのは、旧ジャニーズの崩壊を経て、完全に“親離れ”したことをアピールしたとも考えられる。「助演解禁」となった櫻井が俳優としてどのように成長していくのかも含め、今後の嵐にさまざまな意味で注目が集まりそうだ。
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