『NHK紅白歌合戦』の復活はやはり復帰間近「中森明菜」と25周年記念「嵐」の出場
#嵐 #中森明菜
『NHK紅白歌合戦』といえば、昨年は旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)のタレントの出演が44年ぶりにゼロという例年にない状況の中、平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は第一部が29.0%、第二部が31.9%と二部制となった1989年以降で史上最低の視聴率を更新した。
テレビ誌ライターは語る。
「第二部の視聴率を比較すると、一昨年の2022年は当時の過去最低視聴率となる34.3%を記録した21年から1.0%アップしたこともあり、昨年はさらなる巻き返しが期待されていました。ところが蓋を開けてみれば31.9%と大幅に過去最低記録を更新してしまい、番組の打ち切りまで取り沙汰される格好となりました」
惨敗という結果を受けてNHKの稲葉延雄会長は1月17日に東京・渋谷の同局で行われた年頭の定例会見で「身近な人たちからは『新しい形の工夫があり面白かった』という意見もあれば、財界人の知り合いからは『ちっとも面白くなかった』という人もいた」とコメント。“敗因”の一つとして「大みそかの生活パターンが活動的になっていて、年越しコンサートに行ったり、友人と過ごしたりして、お茶の間で生で見る割合が減っているのでは」と視聴習慣の変化を挙げたうえで、韓国など外国人アーティストの出演も多かったことに言及し、「国民的番組というよりは世界に向けて見ていただく番組になった」と持論を展開したが……。
「視聴習慣の変化にしろ、外国人アーティストの投入にしろ、今に始まったことではなく以前からのことですし、旧ジャニーズ勢を切るのであれば、逆にそれをチャンスに変えるべく、他の魅力的なアーティストをブッキングしたり、演出面を強化したりもできたはず。やはり昨年の紅白に関しては番組自体の魅力に乏しかったと言わざるを得ません」(前出のテレビ誌ライター)
そうした中、今年はさらなるワースト視聴率の更新や前代未聞となる第二部での視聴率30%割れも危惧されており、ひいては番組の存続の危機を迎える可能性もあるという。
「近年はNHKの受信料徴収に対する世間の風当たりが強まっていますが、今年4月にはNHKがネット配信のみを利用する場合の受信料を、地上契約と同じ水準で検討していることを衆院総務委員会で明らかにして物議を醸しました。もし今年の紅白も惨憺(さんたん)たる結果となれば、局内外からやり玉に挙げられて番組の打ち切りも現実味を帯びてきます」(同テレビ誌ライター)
まさに背水の陣と言ってもいい今年の紅白だが、NHK局内からは早くも人気アーティスト2組の待望論が沸き上がっているという。NHKの局員は明かす。
「今年に入って活動を活発化させている中森明菜さんとここにきて新会社を設立して再始動が期待されている嵐です。明菜さんと嵐が出場すれば大きな目玉になることは間違いなしで、『何としても紅白に出場させろ!』と局内では大号令が発せられるともっぱらです」
明菜といえば、今年4月に入ってから「TATTOO」や「BLONDE」、「ジプシー・クイーン」、「北ウイング」といったヒット曲のJAZZバージョンを歌唱する姿を、自身のYouTubeチャンネル『AKINA NAKAMORI OFFICIAL』で公開。
7月13日にはファンクラブ「ALDEA」の会員を対象とするイベントを開催することを明らかにするなど、復活の兆しを見せている。
「明菜さんについては22年の夏に40周年を記念して“伝説のコンサート”の映像を総合やBSで放送し、視聴者から大きな反響を呼んだこともあり、紅白サイドも一昨年、昨年とラブコールを送り続けています。いまだ出場は実現していませんが、今年は本格復帰の気配もありますし、是が非でも出てほしいところです。紅白なら最後の登場となった14年の時のように中継での出演も可能ですし、場合によっては“録画出演”も交渉の余地はあるでしょう」(前出のNHK局員)
また、今年3月にメンバー5人で株式会社嵐を設立し、デビュー25周年の節目の年に約4年ぶりとなるグループ活動再開の可能性が浮上している嵐に関してはこう話す。
「このタイミングで会社を設立したというのはデビュー25周年を意識してのアクションなんでしょう。ただ、デビュー記念日にあたる11月3日は、松本潤さんの出演舞台の海外公演などもありアニバーサリーコンサートの開催などは厳しそうな状況です。となれば、紅白での“復活ステージ”の交渉も無理筋ではない。そもそも嵐は紅白の常連グループでしたし、メンバーが司会を担当したり、グループ活動休止後も櫻井翔さんがスペシャルナビゲーターを務めたりもしています。何よりも20年の活動休止前に最後の歌唱を披露したのも紅白でしたから、それこそ再始動の場としても相応しいでしょう」(同NHK局員)
確かに、明菜と嵐を担ぎ出せれば話題性も十分で今年の紅白復活の芽もありそうだが、果たして――。
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