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本多圭の『芸能界・古今・裏・レポート』

中田カウス、松本人志や吉本元会長へ猛口撃も「かなり不評」のワケ

中田カウス、松本人志や吉本元会長へ猛口撃も「かなり不評」のワケの画像1
ダウンタウン・松本人志

週刊文春」による性加害疑惑報道を受けて、発行元である文藝春秋を訴えたダウンタウン松本人志。3月28日には第1回口頭弁論が行われたが、そんな松本に対して、吉本興業元特別顧問で大御所漫才師・中田カウスが写真週刊誌「FRIDAY」誌上で厳しい批判を展開し、物議を醸したことは記憶に新しい。

 「『大阪芸人のドン・中田カウスが語る「松本人志問題と吉本興業」』と題されたその記事で、カウスは、“松本はアウトやて。 客、素人に手をつけたのであれば”“素人の女の子と揉める。これはもう最低やわ”と一刀両断。それだけではおさまらず、松本を育てた大﨑・前会長まで批判したうえ、暴力団との黒い交際で引退した島田紳助さんが“大﨑に潰された”と話しているというんです」(スポーツ紙記者)

 松本のみならず、大﨑洋・吉本興業前会長まで糾弾する内容が関係者の間で話題を呼んだが、とりわけ関西のお笑い界では、「カウスの独占告白には、開いた口が塞がりません」と冷めた声が少なくないという。

「カウスは、“紳助さんが、大﨑に潰されたと話していた”と語っていますが、そんなことはありません。紳助さんは暴力団とのメールのやり取りという決定的な証拠が出てきてしまったため、大﨑さんが断腸の思いで引退を勧めたんです。それに、大﨑さんが本当に切りたかったのは、暴力団との黒い交際では、紳助さんより真っ黒だったカウスのほうでしょう」(元吉本社員)

 11年8月、暴力団排除条例が施行される約2カ月前に、紳助は、暴力団との黒い交際を認めて電撃引退した。

 「引退会見後、紳助さんが“カウスと大﨑にハメられた”と漏らしたという話がありましたが、大﨑さんに関しては、その翌年の元旦には、紳助さんに対して”復帰のラブコール“を送っていますし、その後、プライベートでも一緒にゴルフをしています。たとえ当初は誤解があったとしても、すでに誤解は解けているでしょう。むしろ、“カウスにハメられた”と思っているのではないでしょうか」(前出の元社員)

 その理由を、元社員は「カウスにとって、目の上のタンコブだったのが、当時、人気司会者としてテレビ界に君臨していた紳助さんでしたから」と話す。

 「そもそも、暴力団との深い付き合いがあったのはカウスのほうで、カウスが山口組の5代目を紳助に紹介したんです。ところが、その後、紳助さんが山口組系の極心連合会会長と親しくしていった。カウスにとって面白くなかったはずです」(前同)

 実際、吉本興業が、紳助と暴力団のメールを入手すると、カウスは上層部に「紳助を辞めさせるべきだ」と迫ったという。

 「07年、吉本興業創業家の林家と当時の吉本経営陣が対立した際、暗躍したのがカウスでした。カウスは、創業家が頻発させた女性スキャンダルを、暴力団の力を背景に解決して特別顧問に引き立てられたと言われていますが、この時のお家騒動では、経営陣側に寝返りました。結果、騒動が経営陣側の勝利で終わったことで、大﨑氏がカウスを優遇していたのは間違いありません」(前出の記者)

 吉本内で発言力を強めていったカウスに対し、それまでは陰でカウスを批判していた吉本芸人たちも、“紳助の二の舞にはなりたくない“とダンマリを決め込むようになり、以降、カウスは“吉本の影のフィクサー“と呼ばれるようになったという。

「要するに、カウスは暴力団との黒い交際を背景に、吉本の芸人たちを威圧してきたんです。そのカウスが、“松本はアウトや“と非難する。それ自体は正論ですが、カウスの正体を知る関係者は、冷めていますよ。なかには、“紳助の次は、松本を潰すつもりか?“と憤る関係者もいるくらいです」(吉本関係者)

 関西のお笑い界では不評を買っているというカウスの発言。どこまでお笑い界に影響を与えるかーー。

本多圭(ジャーナリスト)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

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最終更新:2024/05/03 14:00
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