木村拓哉『Believe』が好スタートもテレビマンが「失速濃厚」と見る理由
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4月25日にスタートした木村拓哉主演のドラマ『Believe―君にかける橋―』(テレビ朝日系)が、世帯平均視聴率11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録し、上々の滑り出しに、そして5月2日には第2話が放映された。
木村が演じるのは、大手ゼネコンに所属する土木設計部部長・狩山陸。橋づくりに情熱を燃やす主人公が刑務所に収容されるという困難に見舞われながらも、希望と再生の道を模索するストーリーだという。
「ネット上では『なんだかんだ言ってやっぱり視聴率取る男だな』と、改めて木村を評価する声が聞かれます。ただ及第点とはいえ、竹内涼真、山本舞香、一ノ瀬颯、北大路欣也、上川隆也、斎藤工、小日向文世、天海祐希など超豪華キャストが脇を固めていたことを考えると、2022年に同局系で木村が主演した『未来への10カウント』の初回11.8%を下回ったのは物足りない印象です」(テレビ誌ライター)
今期のライバルと目される長谷川博己主演のTBS系日曜劇場『アンチヒーロー』は初回の11.5%から、2話では12.8%と上げているが、『Believe』はこの後、失速が予想されるという。その理由を民放キー局プロデューサーが明かす。
「テレビ局や広告代理店が弾き出した最新の潜在視聴率で、木村の数字が大幅に落ちていたんです。それこそ資料を見たテレビマンたちがかなりざわついたほど。理由としては、旧ジャニーズの性加害問題におけるSNSでの不用意な言動、『マクドナルド』『オープンハウス』CMの降板や、1年間ドラマから遠ざかっていたことでの露出不足、妻・工藤静香の悪目立ちによる木村家アレルギーの増加などが挙げられます。過去の経験則からいって、どれだけ脇が豪華であっても、主演の潜在視聴率が低ければ、数字は右肩下がりになっていく確率が高い。今冬には木村主演の『グランメゾン東京』(TBS系)がスペシャルドラマとして予定されていますが、潜在視聴率が落ちてきているのがわかっていたからこそ、連ドラで冒険せずに単発で落ち着かせたのでしょう」
ドラマの中身についても、「面白い」という声が聞かれる一方で、設定や演出の粗さを指摘する声も少なくない。昨年の主演ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)で、自身初の全話平均でシングルを記録してしまった木村。2話で数字が下がるようであれば“連敗”の足音が聞こえてくるかもしれない。
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