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週刊誌スクープ大賞

終わらないジャニー喜多川の性加害問題 ”保証金額”の算定に妥当性はあるか

東山紀之

今週の注目記事・第1位「裏金前副大臣はパパ活&デリヘル常習者!」(『週刊文春』5/2・9日号)
同・第2位「元横綱『稀勢の里』が『大の里』の『未成年に飲食強要』いじめを隠蔽」(『週刊新潮』5/2・9日号)
同・第3位「元ジャニーズJr.二本樹顕理氏『東山紀之社長、せめて事実を語ってください』」(『FRIDAY』5/10・17日号)
同・第4位「お受験有名校が賄賂斡旋『770万円』」(『週刊文春』5/2・9日号)
同・第5位「伊藤沙莉(29)が乗り越えた『父の蒸発』『売れない子役』『19歳年上彼氏の浮気』」(『週刊文春』5/2・9日号)
同・第6位「中森明菜(58)『歌いたい。でも、もう声が出ないの』」(『週刊文春』5/2・9日号)
同・第7位「山上徹也母に直撃100分」(『週刊文春』5/2・9日号)
同・第8位「岸田文雄『禁断のオフメモ』」(『週刊文春』5/2・9日号)
同・第9位「『那須焼損遺体』宝島さん夫婦のトラブル一覧」(『週刊新潮』5/2・9日号)

 今週は現代とポストがお休み。

 昨夜(4月28日)、3つの補欠選挙の結果が出た。予想通り、候補者を擁立できなかった2つの選挙区を含めて、自民党の全敗。立憲民主党がすべての選挙区で勝った。

 東京15区で、小池百合子都知事が引っ張り出し、応援した乙武洋匡もあえなく落選。唯一公認し、岸田首相が応援に入った島根1区も立憲の亀井亜紀子(58)が当選した。

 当初から予想されていたことではあったが、裏金問題など不祥事が止まらない自民党に嫌気がさし、国民はそのはけ口として日本維新ではなく立憲を選んだ。

 日本維新の会の藤田文武幹事長は「維新の党勢は地域偏在がある。近畿圏外では(政権などへの)不信感の受け皿にまだなりきっていない」と述べたという。

 さて、これで岸田降ろしが本格化するのかと思えば、そうではないようだ。今や政界の“ドン”気取りの麻生太郎ににじり寄り、膝をなでなでしながら、「もう少しやらせてくんなまし」と、岸田が延命工作をしているといわれる。

 今一つは、岸田に代わる人材の払底である。世論調査でも、岸田を支持する有権者の最大の「理由」は「ほかに代わる人がいない」というものだ。

 かくして、6月解散は封じられ、気息奄々と9月まで総理の座にしがみつく無様な醜態を晒し続けるのであろう。

 次の選挙では、本格的な野党共闘を実現して、岸田、麻生、菅義偉、茂木敏充、萩生田光一、河野太郎などの選挙区に有力候補者を擁立して、彼らを落選させようではないか。

 そんな希望を抱かせる、昨日の補欠選挙の結果であった。

 さて、最初は、那須山中で見つかった焼死体の謎である。

 DNA鑑定などもしたのであろう、上野界隈で手広く店を運営している宝島龍太郎(55)とその妻だということが判明している。

 殺され方が半端ではないようだ。手足は結束バンドで縛られ、顔には袋のようなものが被せられ、粘着テープで巻かれていたというのである。

 二人に対して相当な憎しみのある者か、やくざの手口のようである。

 新潮によれば、宝島夫妻と周辺の商店は常にトラブっていたというのである。

 コロナ禍の中でも次々に出店して羽振りはよかったそうだが、彼の焼き肉店ではトラブルが絶えなかった。

 その焼き肉店の上にあるショップの関係者はこう話す。

「以前から彼には迷惑を掛けられていたんです。うちの店の看板が見えなくなるような位置に看板を立てたり、階段の踊り場で炭火を使うものだから、店に火の粉が降ってきたりも。店長に言っても埒が明かないので、不動産屋に仲介してもらい、本人に会いに行きました。
 すると開口一番“何で来るんだ!”と。用事があるとか言ってすぐに帰ってしまいましたよ。不動産屋も“ああいう人だから諦めましょう”と。とにかく話が通じない人でしたね」

 宝島の妻のほうも、チンピラ風の人間を連れて店を見回り、スタッフやバイトにギャアギャア怒鳴っていたそうである。

 こうしたやり方が反発を招いたのだろうか。

 遺体を現地まで運んだとみられる車の所有者・平山綾拳容疑者(25)は、「先輩に頼まれて車を貸した」といっているそうだ。

 この事件、金がらみでヤクザともめた末に、殺されたのではないか。そんな気がしているのだが。

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