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週刊誌スクープ大賞

終わらないジャニー喜多川の性加害問題 ”保証金額”の算定に妥当性はあるか

岸田文雄『禁断のオフメモ』

 文春は岸田首相のオフレコメモという特集を組んでいる。

 多くはこれまで知られていたことの蒸し返しである。2022年10月中旬。史上初となる旧統一教会への質問権の行使の際は、

「自分の判断で決めた。当然だろう。これをやらないともう終わらないから」

 唐突に所得減税を表明した時には、

「減税は誰が何と言おうとやる。批判はあるけど、もう俺が決めたから」

 毛嫌いしているといわれる茂木敏充幹事長のことは、

「茂木のことは許さん」

 そして4月4日、裏金問題の党内処分を発表した時にも、

「茂木がまとめられないから、俺が出て行くしかない。まぁ俺が決めたから」

 3月下旬に日朝首脳会談の可能性が一部で報じられた時には、

「金正恩と俺の二人だけで決める話だから。周りが何を言うかは関係ない。外務省もなんやかんやリークしているようだが、全部俺が決めることだから」

 政治部デスクは、「日に日に独裁ぶりが加速しているということです」といっているが、私は、そうではないと思う。

 自分の弱さを隠すために、決断できる力を誇示しているだけなのだ。将来へのビジョンもリーダーシップもない人間が、言葉だけ「俺が決断する」といきがっているだけである。

 故・安倍晋三が残していたオフレコメモが岸田の本質を見事にいい当てている。

「岸田さんは何をやりたいのか分からないから怖い。だから、首相を任せられないんだよ」

 安倍でさえ見限っていた男。その男が総理の座を放したくなくて暴走する。これって本当に怖い。

 さて、安倍元首相を狙撃した山上徹也被告(43)の公判前整理手続きがようやく始まった。

 なぜ、ここまで延びているのか分からないが、早く、裁判員裁判で山上が何を語るのか、安倍を付け狙って狙撃した理由は何なのか、彼の口から聞いてみたいものである。

 山上被告が意図したのかどうかは分からないが、旧統一教会の解散命令が東京地裁で争われることになったのは、彼の“功績”であることは間違いない。

 彼を含めて、彼の父親や兄を自殺に追い込み、一家を離散させてしまった熱心な旧統一教会信者の母親(71)は、今何を思うのか。

 誰しも聞いてみたいが、なかなかこの母親、口を開いてはくれない。

 文春はこのA子を直撃して、ほんの少し、本音らしきものをポロリと聞き出してはいる。

 ちなみに、母親は山上に面会に何度か行っているが、山上が会うことはないという。

 文春は、このままでは旧統一教会はなくなってしまうのではないかと尋ねたところ、堰を切ったように話し始めたという。

「どうしてマスコミは反対派の弁護士とか、被害者とか、そいう所ばっかり行くの。私はちょっと例外ですけど(教会の信者で)ちゃんとしている方もいらっしゃるのに。そういうのは全然載らないでしょう」

 そしてこう続けたという。

「どんな宗教でも会社でも一緒でしょうけど、良い面もあれば悪い面もあると思うの。私はみんなが幸せになれるような記事を書いてほしいんです」

 教会への解散請求についてもこう語った。

「あれも絶対おかしいでしょう。国会議員っていうのは国民の代表でしょ。その人たちが、国家権力を使って信仰の自由を制限するっていうのはあってはならないことだし、本当に怖いことやなぁと思いますよ」

 この女性、単なるおバカな人ではないようだ。

 だが、あなたの莫大な献金が家庭崩壊を招いたのではないかと聞くと、

「うーん。そこは非常に難しいところですね。自分っていうものを思うとね。何がどうだったのか……まぁよく分からないです」

 そう口を濁すのだ。

 この母親は、息子の徹也に会った時、何を語るのだろう。涙に暮れて許しを請うという愁嘆場にはなりそうにない。

 私のような無宗教な人間は、この母親の心の葛藤など分からないが、これを読む限り、旧統一教会に入信したことを恥じてはいないようだ。

 否、恥じているが、今更口に出してしまえば、これまでの人生はいったい何だったのか
と苦しまなくてはいけない。

 今のままでいい。このまま朽ちて行けばいい。そうした“決意”はうかがえるような気がするが。

 ところで、先日、何かのテレビを見ていて、若者から年寄りに至るまで、世代別に「あなたのアイドルは誰ですか?」と聞いたところ、高齢者は別として、ほとんどの世代で中森明菜だったといっていた。

 もちろん私のアイドルは中森明菜ではない。少年時代から変わらぬ愛を捧げ続けているのは吉永小百合だけである。

 今も彼女を思い浮かべると、少年時代のときめきが戻ってきて胸苦しくなる。

 中森明菜で思い出すのは、FRIDAYが撮った、母親と明菜が箒などを持って、取材者を睨みつけている写真だ。

 鬼気迫るというのはこういうのをいうのだろう。この写真はFRIDAYの数多くの写真の中でも「名場面」として記憶されている方も多いのではないか。

 近藤真彦との忍ぶ愛。近藤の裏切り。自殺未遂。1989年大晦日、金屏風を背にした2人の記者会見。

 様々な話題を集めた中森明菜も58歳か。

 2010年に無期限の活動休止を発表。2014年のNHK紅白歌合戦に出演したが、その後、再び表舞台には立っていない。

 だが、ちあきなおみのように完全に消えたわけではないと文春は報じている。

 ファンクラブサイトの有料会員に「ALDEA RADIO」を不定期に配信。今度はYouTubeチャンネル「北ウイング‐CLASSIC-」を開設したというのだ。

 しかし、彼女ののどに異変が起きていた?

「『TATTOO』をジャズ風に歌いたい。でも、もう声が出ないの」

 悲鳴のように聞こえるが、なに、無理せず今の自分の声で歌えばいい。

 誕生日の7月13日には、イベントを行いファンの前に姿を見せる予定だという。

 テレビ中継したら、さぞ、高視聴率を稼ぎだすだろう。マッチこと近藤真彦も呼んでやればいいのに。

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