ギャラクシー賞に「2人の粗品」「オードリー」が入賞! ダブル受賞の春日俊彰は何を語るか
#オードリー
26日「第61回ギャラクシー賞」が発表され、DJパーソナリティ賞でオードリー、ラジオ部門で『霜降り明星のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)が入賞を果たした。
NPO法人放送批評懇談会がテレビ、ラジオ、CMの作品と関係者を顕彰する「ギャラクシー賞」は1963年に創設された歴史ある顕彰制度。応募作品に加え、委員会が自主的に番組を推奨するシステムを持ち、その独自性において業界では受賞することが高いステータスとされている。
今回の「第61回ギャラクシー賞」の対象は、23年4月1日から24年3月31日までに発表された作品。ラジオ部門のほかに、テレビ部門、報道活動部門、CM部門でそれぞれ受賞者が選出された。なおラジオ部門の入賞は『霜降り明星ANN』を含めて8作品。その中から、5月31日の贈賞式で大賞が選ばれることになる。
DJパーソナリティ賞のオードリーは、いわずもがな『オードリーのオールナイトニッポン』(同)のパーソナリティとしての選出だ。
選評では、今年2月18日に東京ドームで行われた番組イベントを高く評価。選評では「結果として、ラジオをカルチャーとして進化させる社会現象を生み出しています。」「多くのパーソナリティにも刺激を与え、若い世代のラジオへの関心を大きく高めました。」とされ、「ラジオの世界を豊かにすることを期待します。」と最大限の賛辞を贈られている。
また、『霜降り明星ANN』が評価を受けたのは、昨年8月11日の放送分。家庭の事情でせいやが帰阪していたため粗品ひとりでの放送となったが、冒頭から録音済みの粗品の声と生放送の粗品が会話を繰り広げる摩訶不思議な放送を展開。選評でも「リスナーを怪異の世界へいざなった。」と表現される特別な番組となった。
奨励賞には、昨年6月の月間賞に選ばれた『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の「昭和はむちゃくちゃだった系の映像、全部ウソでもZ世代は気付かない説」のほか、次世代のトップクリエイターとの呼び声が高い原田和実ディレクターが手掛けた昨年11月の『有吉弘行の脱法TV』(フジテレビ系)、「新しい視聴者参加番組の形を作った」と評された昨年12月の『新しいカギ』(同)の「学校かくれんぼ! 1年間の激闘を総ざらいSP」、一発屋を経て地道な活動を続け再ブレークを果たしている小島よしおを追った『情熱大陸』(MBS)、先月にはゴールデン特番も放送されたロバート秋山の異色ロケ番組『秋山ロケの地図』(テレビ東京)、さらにNHK総合の『世界の春日プロジェクト』などが選ばれている。
『世界の春日プロジェクト』は、オードリーの春日俊彰が1年間にわたって秘密裏に英会話の特訓をこなし、ハリウッドに自身を売り込みに行くまでを描いたドキュメンタリー。その後、半年間の英会話講座番組『オードリー春日のトゥースでチャンクな英会話』(同)も放送されている。
今回、DJパーソナリティ賞と奨励賞のダブル受賞となった春日だが、実は本人はギャラクシー賞についてあまりよく知らないというスタンスを装っていた。かつて『ANN』の「さよならむつみ荘」回が「第57回ギャラクシー賞上期」のラジオ部門でノミネートされた際には、「ギャラクシー賞って何? すごいの?」と若林正恭に尋ねるなど、他人の評価にはとことん無頓着であることに美徳を見出していたようだ。
今回の受賞を受けて、今週のラジオ放送では春日の「ギャラクシー賞って何? すごいの?」という発言が蒸し返されることは必至である。果たして春日は、あの発言についてどんな言い訳を展開するだろうか。
(文=新越谷ノリヲ)
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