Number_iの米進出に続き…滝沢秀明氏、中国への売り込みで見えたTOBEの世界戦略
#滝沢秀明 #Number_i
平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太による「Number_i」がアメリカの大型フェスに出演したことが大きな話題なったが、彼らの所属事務所「TOBE」を率いる滝沢秀明氏は中国に出現。アジアへの売り込みにも力を入れていくようで、一部であった「世界と言いながらアメリカしか見ていない」との指摘に反し、世界規模での海外進出を目指していくようだ。
滝沢氏は23日、中国版X(旧Twitter)の「微博(ウェイボー)」で北京にあるウェイボーの本社を訪れたことを報告。「微博」と書かれたカウンターに手をかけている黒スーツ姿の男性の写真が添えられており、後ろ姿で顔は見えないものの、これは滝沢氏だとみられる。
滝沢氏が育てた7人組グループ「IMP.」が、21日に中国・成都で開催された大型野外音楽フェス「Chengdu Strawberry Music Festival」に出演。滝沢氏も同行しており、IMP.のフェス出演後も現地に留まって動いていたようだ。
滝沢氏がウェイボーの本社などを訪れているのは「中国での売り込み」のためだと推察されている。実際、滝沢氏は訪中後に日本向けのXではなく中国ファン向けのウェイボーを頻繁に更新しており、中国市場を強く意識していることがうかがえる。
業界内では「まずは秘蔵っ子のIMP.を切り込み隊長として大型フェスに出演させ、エースのNumber_iらを続々と中国に送り込むのでは」とみられているようだ。
滝沢氏の本気度が感じられたのが、中国限定の「近影解禁」だ。滝沢氏はタレントを引退してから裏方に徹し、以降は顔がはっきり分かるような写真や動画はほとんど公開されていないが、今回の訪中では現地のファンが撮影したサングラス姿の写真や、インタビューに応じている動画などがSNS上で拡散されているのだ。若干渋みを増しながらもアイドル時代とほとんど変わらないビジュアルで、現地ファンが「タッキー!」と呼びかけると手を振るサービスもあったという。
中国においては、今もTOBEの中で最も知名度があるのは社長の滝沢氏。先述のIMP.のフェス出演時に、滝沢氏の写真を貼ったうちわを持参した現地ファンもいたほどだ。だからこそ、社長自らSNSに近影が出回ること覚悟でファンサービスに乗り出し、中国のファンにTOBEをアピールしているのだろう。
このTOBEの中国戦略を受けて、ネット上ではtimelesz(旧Sexy Zone)の菊池風磨の過去の発言が蒸し返される事態も起きているようだ。
菊池は昨年4月、YouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる(現よにのちゃんねる)」の動画で「中国で少しずつ知名度を上げて、中国語を学んだりして、アジアにリーチしたい」という願望を告白。続いて「世界、世界と言うけど、お前らの言う世界って、結局アメリカじゃねぇかって最近思うんですよ。どのアーティストも、どのバンドも。『世界に向けて、俺らやっていきたいんだよ』みたいな」と指摘した。
当時、この発言は「海外を目指すためにKing & Princeからの脱退を表明した平野、神宮寺、岸を揶揄しているのでは」と騒がれた。菊池にそのような意図があったのかは断定できないが、平野たちはアメリカ進出を強く意識していたとされ、実際のところ先述したようにNumber_iの初の海外ステージはアメリカの大型フェスだった。
しかし、滝沢氏が同時並行で中国での売り込みをしているとなると、Number_iをはじめとするTOBEの海外進出は決してアメリカに偏ったものではないとみられる。そのため、ネット上では菊池の発言について「もしキンプリを脱退した3人のことを言っていたのなら的外れ」とも指摘されているようだ。
アメリカと中国で海外戦略を進めていくというやり方は、かつてK-POPが成功させたパターンでもある。旧ジャニーズ勢も含め、海外においては圧倒的に日本のアイドルよりK-POPのほうが強い状況だが、滝沢氏はそうした勢力図を塗り替えようとしているのかもしれない。
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