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Number_iに『Mステ』や旧ジャニが忖度? 「歴史動いた」「見てるの辛い」と賛否

Number_i/「TOBE オフィシャルサイト」

 元King & Princeの平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太からなるTOBE所属のダンスボーカルグループ「Number_i」が、12日放送のテレビ朝日系『ミュージックステーション』2時間SPに初出演。旧ジャニーズ時代の先輩にあたる20th CenturyやWEST.との“初共演”や長尺の特集が組まれた番組での扱いをめぐって賛否が起きている。

 番組冒頭、出演者が勢ぞろいする場面でNumber_iと20th Centuryが並んで立ち、この時点でSNS上の視聴者からは驚きの声が多数上がった。さらにトークコーナーでは、WEST.の桐山照史と平野が旧ジャニーズ時代とまったく変わらない関係性での絡みを見せた。

 「最近デビューしたこと」というトークテーマで、桐山は「今さら」のタイミングでサウナにハマったことを恐縮しつつ報告し、「もう流行りきってる」とツッコミが相次ぐと、「でも、紫耀も行くんでしょ?」と平野にパス。平野は「(アンケートに)書いてもいないのに桐山くんからの流れ弾で…」でボヤきながらサウナトークに加わり、桐山が「ありがとう!」と頭を下げると笑いが起こった。

 旧ジャニーズタレントの受け皿となった新会社「STARTO ENTERTAINMENT」で取締役CMO(最高マーケティング責任者)を務める20th Centuryの井ノ原と平野の絡みもあった。井ノ原は「平野くんと、4、5年前にうちで遊んだことあるんです。お好み焼きを食べたんだよな?」と隣に座った平野に話し、平野は「おいしくいただきました」と笑顔。井ノ原は「それで夕方に送っていくという、すごく健全な遊びをした」と、微笑ましい思い出を振り返った。

 これを受けて、ネット上の視聴者は大盛り上がり。「昔とまったく変わらない感じで普通に話してるの衝撃」「歴史が動いた瞬間!」「もう事務所の壁も忖度もないんだって実感できた」などと驚きの声が湧き起こった。

 番組側にも大きな変化があり、ジャニーズの牙城といわれた『Mステ』でNumber_iは2曲披露した上に、3人でデビューに至るまでを振り返る長尺トーク映像が流れた。1月にデビューしたばかりの“新人グループ”としては異例の扱いといえるだろう。

 しかし、こうした扱いに対して反発の声も。主にSTARTO社のグループのファンから「旧ジャニへの忖度がないって見せるために今度はTOBEに忖度してる」「Number_iだけ長尺の扱いなのおかしい。平等に時間を割いてほしい」「旧ジャニ側が気を遣って絡んでる感じがしんどい」「5年も前の話で平野に絡んでいくイノッチ見てるの辛い」といった否定的な意見が少なからず上がっている。

 WEST.とNumber_iの絡みは「自然な先輩・後輩トーク」に見えたという声が比較的多いのだが、やはり新会社の役員でもある井ノ原に対しては違った印象を受けた人が目立つ。井ノ原はNumber_iのトーク映像を優しい表情で見つめ、Number_iがデビュー曲「GOAT」を披露した際にはフリをまねながら盛り上げていた。しかし、それでも「Number_iに気を遣ってる感がすごい」という見方をされてしまう部分があるようだ。

 その一方で「旧ジャニとTOBEの絡みに慣れてないからそう見えるだけ」「本人たちは気にしてないのに一部のファンが対立を煽ってる」「Number_iの扱いが大きかったのは単に視聴率がほしいからでは」といった声もあり、賛否を呼んでいる。

 いずれにしても、旧ジャニ-ズ退所者が『Mステ』に出演し、STARTO社の現役タレントたちと絡むというのは時代の変化を感じさせる。あまりの急激な変化についていけないというファンがいるのも無理はなく、今後もしばらくは共演のたびに物議を醸すことになりそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/04/15 15:00
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