『東リベ』和久井健氏、マガジンからジャンプの移籍も懸念は“早期打ち切り”
#週刊少年ジャンプ #東京卍リベンジャーズ
『東京卍リベンジャーズ』『新宿スワン』の作者・和久井健氏の新連載『願いのアストロ』が4月15日発売の「週刊少年ジャンプ」(集英社)20号よりスタートすることが発表された。キャッチコピーは「異能×アウトロー」で、「世剣組の後継争い勃発!その時、ヒバルは…!?」とのあらすじが告知されている。
和久井氏はこれまで「週刊少年マガジン」「週刊ヤングマガジン」など講談社の“マガジン系”で連載していたが、「ジャンプ」での連載は今回が初。同誌には近年のヒット作である『Dr.STONE』の作画担当・Boichi氏や『約束のネバーランド』作画担当・出水ぽすか氏、現在連載中の『アオのハコ』三浦糀氏など、他誌からの移籍組もいるが、「マガジン」から「ジャンプ」、しかも他誌の看板を張った有名作家の移籍は異例中の異例とも言える。
その背景をサブカルライターが明かす。
「目下、『ジャンプ』では『ONE PIECE』『呪術廻戦』『僕のヒーローアカデミア』などの人気作が最終章に突入しており、編集部サイドも次の看板作家が足りていない状況に焦りがあるのかもしれません。また、集英社は2023年秋に他誌連載経験のあるプロ作家向けの説明・相談会を開催。その際に、同誌の原稿料が“モノクロ1P 1万8700円以上、カラー1P 2万8050円以上”であることが公表され、それを知った漫画家たちから『高い!』『さすがジャンプ』と羨望の声がSNSに飛び交ったものでした。和久井氏にとってもこの好条件は魅力的だったことでしょう」
しかし、一方でネット上では不安の声も聞かれるという。
「『東京卍リベンジャーズ』は映画やアニメとの相乗効果で、一時は国民的漫画になりえる勢いがありましたが、物語の終盤に突如、これまでの数々の伏線が回収されないままオカルト展開となり、ファンが呆然。“名作”から“迷作”となってしまった。また、『ジャンプ+』で人気を博した『地獄楽』の作者・賀来ゆうじ氏が2021年に『週刊ジャンプ』誌上で“裏社会×異能”バトル漫画『アヤシモン』を連載するも半年で打ち切りとなった例もある。『ヤングジャンプ』などの青年誌であればまだしも、令和の少年誌でアウトローものがフィットするかは不安の残るところです」(前出・サブカルライター)
いまだにアンケート至上主義と言われている『ジャンプ』だが、和久井氏の新作に読者がどう反応するのか、そして活躍に期待したい。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事