東京と大阪のテレビの違いって? さや香の上京で心配なのは……
#さや香
4月を迎え、今年も多くの芸人が大阪から東京に拠点を移している。『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で2年連続最終決戦に残っているさや香、2022年『キングオブコント』(TBS系)王者のビスケットブラザーズ、23年『R-1グランプリ』(フジテレビ系)王者の田津原理音をはじめとして、滝音、kento fukayaといったファイナリストクラスが大挙して上京してきたのだ。
そんな中、4日放送の『やすとものいたって真剣です』(ABCテレビ)では、上京を控えたさや香に密着。新山、石井それぞれの「上京前に行きたい思い出の味」として、2人の行きつけの飲食店が紹介された。
新山が食事を共にしたのはプライベートでも交流のあるダブルヒガシ・大東翔生と豪快キャプテン・山下ギャンブルゴリラ。男性のみのLINEグループ「新山ガールズ」でつながっているという2人は新山にとって「右腕・左腕」ともいえる関係だという。
この食事会の中で新山はギャンゴリから「どうなるために東京に行くんですか?」と問われると、「お金」と即答。この答えに、スタジオの海原ともことゲストのオズワルド・伊藤俊介も「いいと思う」「めちゃ大事なことだもん」と理解を示す。
また「これがしたいとか、あるんですか?」という質問には「全部したい」と答え、俳優、歌、作家、会社経営にも興味があると明かした。
「とりあえず全部やってみて、絞りたい。そんで金」
一方の石井は先輩芸人が営む居酒屋に後輩の丸亀じゃんご・安場泰介を呼び出していた。石井のほうは安場に東京進出を決めたタイミングを尋ねられると、「別に東京に行きたいとかはなかった」といい、相方の新山が考えたプランに従ってのものだったという。
また、安場は「新山さんのことを好きか嫌いかって聞かれたら、どっちですか?」と関西では恒例となっているさや香への不仲イジリ。石井は「なんやねんそれ」と眉をひそめながらも「ちょうど半々なんかな」という答え。
「それがほんまの答えっぽくない? 100好きなコンビって死ぬほどおもんないし、100嫌いなコンビって解散するやん」
芸人は「半々」が正解だと語る石井。「好きな部分は表現せんでええ部分ですもんね」と安場がフォローしていた。
また、番組後半ではスタジオに戻り、東京と大阪のテレビの違いが語られた。オズワルドは現在、東京のテレビで売り出し中の立場。一方のやすともは大阪のテレビを知り尽くした大御所である。
石井のVTRの後半に登場した見取り図・リリーが「東京ではがんばりすぎないほうがいい」という話を受けて、やすよも「100と思っていっても東京では振られへんから、60くらいの手ごたえで納得したほうがいい」とアドバイスを受けたことがあるといい、同期の中川家からも「絶対MAXでいったらあかんで、しんどなんで」と忠告を受けたことがあるという。
オズワルドの伊藤は「さや香でいえば新山が心配、真面目なんで」といい、石井については「何にも気にしなくて大丈夫。ないでしょストレス、石井に」と太鼓判を押した。
また、畠中悠は東京のテレビについて「そんなにボケなくてもいい」から楽だと語る。
2009年に放送された『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「東京にハマってない芸人」を思い出す。出演していたのは中川家、メッセンジャー・黒田、兵頭大樹、博多華丸・大吉、野性爆弾。その後、華大とくっきー!は見事に東京にハマって見せた。
果たして、さや香の上京物語はどんな展開を描くだろうか。
(文=新越谷ノリヲ)
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