櫻井翔、CM激減で最大の苦境…バーモントカレーは橋本環奈、アフラックは吉沢亮に
#櫻井翔 #CM #橋本環奈 #吉沢亮
長らく旧ジャニーズ系タレントを起用してきたハウス食品「バーモントカレー」のCMが、4月より女優の橋本環奈が出演するバージョンに切り替えられた。旧ジャニーズとの「長年の付き合い」を断ち切った意味は大きく、とりわけ前任の嵐・櫻井翔はCM契約が激減するなど苦境が色濃くなっている。
「バーモントカレー」は、1985年に中村繁之を起用したのを皮切りに旧ジャニーズとの関係を深め、現SMILE-UP.社長の東山紀之氏は1986年から10年間にわたってCMに出演。以降も途中にスポーツ選手などをはさみながら、長瀬智也、堂本光一、堂本剛、森田剛、三宅健、岡田准一らが起用された。
2006年に手越祐也が出演してからは旧ジャニーズで固定化され、嵐の相葉雅紀、Hey! Say! JUMP、同グループの知念侑李の単独出演と移り変わり、2023年からは櫻井翔がイメージキャラクターに起用された。
しかし、櫻井は1年も経たずに昨年夏の時点でひっそりと降板。理由は明かされていないが、まず間違いなくジャニーズ性加害問題の影響とみられる。
同じく性加害問題によって旧ジャニーズ系タレントのCM起用や契約更新を見送った企業は多いが、起用を継続した会社も少なからずあり、最近はキリンホールディングスが「問題に直接関係ないタレントの人権を尊重する」という立場からSnow Man・目黒蓮の起用再開を宣言するなど、状況に変化の兆しが出ている。
旧ジャニーズと“蜜月”だったハウス食品の判断にも注目が集まったが、どうやら「切り捨て」という結果になったようだ。
性加害問題でCMを失った旧ジャニーズ系タレントは多いが、その中でもダメージが際立っているのが櫻井だ。2022年の「タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ)では、契約社数8社で旧ジャニーズの中でもトップクラスだったが、昨年から先述した「バーモントカレー」をはじめ、バタバタとCM契約が終了。長らく出演してきた「アフラック生命保険」も個人契約への移行などが検討された末、最終的には契約打ち切りになり、現在は俳優の吉沢亮を起用したCMが放映されている。
ファンクラブサイトの記載によると、現在の櫻井のCM契約は森永製菓「inゼリー」「カレ・ド・ショコラ」、メニコン「Lactive」の3本(2社)のみ。櫻井は2020年に「タレントCM起用社数ランキング」で男女総合トップ(19社)になったこともあるが、その当時と比べると隔世の感がある。
苦境はCMだけではない。櫻井がMCを務めていた、日本テレビ系バラエティ『1億3000万人のSHOWチャンネル』は3月に終了。B級感が話題になった同局系の主演ドラマ『大病院占拠』の続編『新空港占拠』が1月期に放送されたが、あまりに前作と重なる展開だったことで不評が目立ち、視聴率も振るわなかった上に「週刊現代」(講談社)が発表した「がっかり冬ドラマ」ランキングで2位に入ってしまった。
現在、レギュラーはTBS系バラエティ『櫻井・有吉THE夜会』と月曜キャスターを務める日本テレビ系報道番組『news zero』だけ。CM契約が3本にまで減ったことも合わせて考えると、かなり厳しい状況に思える。
旧ジャニーズの中では、元SMAPの木村拓哉や同じ嵐のメンバーである相葉も苦戦しているが、いずれも性加害問題以前に「ジャニーズの顔」ともいえる大活躍をしていたという共通点がある。そのイメージが強いからこそ、スポンサー企業が「使いづらい」と判断し、仕事の減少につながっている可能性がありそうだ。
新マネジメント会社「STARTO ENTERTAINMENT」は4月から本格稼働するとしているが、同社は過去最大の苦境に陥った櫻井をうまくサポートすることができるだろうか。
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