トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > ハイツ友の会、結成わずか5年で解散へ

ハイツ友の会、結成わずか5年で解散へ……人気コンビ解散後に売れた女性芸人は?

ハイツ友の会【よしもと漫才劇場 9周年記念SPネタ】 – YouTube

 31日、女性お笑いコンビ・ハイツ友の会が解散を発表した。

 2019年にデビューした2人は翌20年には『THE W~女芸人No.1決定戦』(日本テレビ系)で準決勝に進出。同年、よしもと漫才劇場のメンバーに昇格すると、21年には『NHK新人お笑い大賞』(NHK総合)で決勝を経験し、『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)でも準々決勝まで勝ち上がった。

 22年には『M-1』で初の準決勝へ。敗者復活戦で見せた「ひらかた大菊人形」のネタは大きなインパクトを残し、23年には『ABCお笑いグランプリ』(ABCテレビ)、『ytv漫才新人賞』(読売テレビ)、『THE W』とコンテスト番組で立て続けに決勝に進出するなど、順調なキャリアを積んでいるとみられていただけに、突然の解散発表は界隈に大きな衝撃を持って受け止められている。

 清水香奈芽は芸人を引退。西野は引き続き吉本興業にとどまり、ピン芸人として活動していくという。

 解散の理由は発表されたコメントから推し量るしかないが、ハイツ友の会のネタの独自性や切れ味はお笑い界において貴重な財産だったことは確かである。西野がピンで活動を続けていくなら、今後も注目を集めていくことは間違いないだろう。

 女性芸人の中には、早くにコンビを解散したのちに活動の幅を広げ、大きく飛躍している者も多い。

 その筆頭は、やはり上沼恵美子だろう。

 1971年に実姉と漫才コンビ「海原千里・万里」としてデビュー。同年には上方お笑い大賞で銀賞を受賞するなど、将来を嘱望されたが、わずか6年後の77年には結婚を機にコンビ解散。一度は芸能界を引退している。

 翌年、産休を経て夫の姓を名乗り「上沼恵美子」名義で芸能界に復帰したのちの活躍はここに記すまでもないだろう。在阪テレビ界では女帝と呼ばれ、『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)で紅組司会を2度、『M-1』審査員を9度務めるなど、テレビ史上に残る大物タレントとなった。

 関西ローカルの朝の帯番組として知られた『なるトモ!』(読売テレビ)でMCを務め、現在は『なるみ・岡村の過ぎるTV』(ABCテレビ)に出演中のなるみも、かつては人気漫才コンビ「トゥナイト」として知られた存在だった。トゥナイトは89年にデビューすると、93年には上方漫才大賞で新人賞を受賞。98年には同奨励賞も受けるが、翌99年には惜しまれながら解散している。

 吉本新喜劇の未知やすえも漫才コンビを組んでいた。

 西野が恵美ちゃんやなるみのようになるとは思えないが、言いたいのは、続けている限り可能性は無限大だということだ。ハイツ友の会が残してきた実績は、決して海原千里・万里やトゥナイトのキャリアに劣るものではない。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ(ライター)

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。

n.shinkoshigaya@gmail.com

最終更新:2024/04/01 17:00
ページ上部へ戻る

配給映画