『おはスタ』おはガール廃止、スタジオから芸人排除…アイクぬわら騒動の影響か
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テレビ東京の子ども向け番組『おはスタ』が4月1日からリニューアルされ、多くのスターを生み出した「おはガール」が事実上の廃止になった。さらに芸人がスタジオレギュラーから外される形になり、その背景に同番組のレギュラーだったアイクぬわらの不祥事があったのではと勘繰る声が続出している。
おはガールは番組の日替わり女子アシスタントの総称で、1997年の『おはスタ』開始当初から入れ替わりで多くのメンバーが出演。蒼井優、平井理央、ベッキー、松岡茉優、平祐奈、井上咲楽らを輩出し、女性タレントの登竜門としても知られた。
ところが、今回のリニューアルで26年以上にわたる歴史に終止符が打たれることに。おはガールに代わり、4月1日からは男女混合の子役タレントによる「おはキッズ」が復活し、男の子3人、女の子2人がメンバーとして出演している。
もう一つの大きなリニューアルがあった。これまでスタジオでおはガールらと共演していた芸人のほとんどが生放送を卒業し、VTR出演に切り替わったのだ。今後は基本的に、スタジオのメンバーは司会の木村昴、おはキッズ、日替わり出演のテレ東アナウンサーという構成になるようだ。
番組の顔でもあったおはガールの廃止に驚いた視聴者は多く、SNS上では「おはガールがなくなって寂しい」などと嘆きの声が上がっている。それと同時に、少なくないネット上の視聴者から「アイクぬわらの騒動の影響では」との指摘が寄せられている。
5人組お笑いグループ「超新塾」のメンバーでもあるアイクぬわらは、2016年から番組にレギュラー出演していたが、昨年8月に突如として降板。その直後に「週刊文春」(文藝春秋)が「未成年のおはガールメンバーを5度にわたって自宅に連れ込み、メンバーの両親が番組にクレームを入れていた」などと報じたことで大きな騒動になった。
アイクは仕事の相談を受けていたとして「私は誓って指一本触れておりませんし、23時以降に未成年者と食事をしたり、長時間連れ回すような行為はしておりません」と釈明したが、そもそも保護者の承諾なしで未成年の少女を自宅に連れ込むこと自体に問題がある。アイクもその点は認め、「その時は自宅に未成年を招く事がどれだけ非常識な事なのか分かっていなかったです。今は本当に反省してます」と懺悔した。
ハライチの岩井勇気は、昨秋に同番組で共演していた元おはガールで18歳年下の奥森皐月と結婚したが、「さすがに未成年とご飯に2人で行ったりはしない」として、奥森が18歳の成人を迎えるまでプライベートで2人きりにならなかったと明かしている。そうした意識が、アイクにもあればよかったのだが……。
騒動は法的な問題にまでは発展していないが、以降の超新塾は地上波テレビなどにおいて「アイク抜き」の4人体制で活動。アイクは事実上の「テレビNG」状態になっている。
この騒動によって、おはガールが廃止され、「未成年タレントとの必要以上の接触」を避けるためにスタジオから芸人が排除されたのではないかとみる向きがあるようだ。おはガールの廃止については「ポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)的な判断では」「男女混合にしたのは時代の流れ」との見方もあるが、同時に芸人がスタジオから消えたことを踏まえると、やはり騒動の影響を勘繰りたくなる。
もし騒動の影響だとしたら、長らく視聴者に親しまれてきたおはガールの終わり方としては非常に残念な形といえそうだ。
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