トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 若返りを狙う『大河ドラマ』の今後

若返りを狙うNHK『大河ドラマ』、今後主演にささやかれる俳優たち

若返りを狙うNHK『大河ドラマ』の今後、主演にささやかれる俳優たちの画像1
NHK

 NHKは、2026年に放送される大河ドラマ『豊臣兄弟!』で俳優の仲野太賀が主演を務めることを発表した。

 来年スタートする『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』では、仲野と同じ所属事務所・スターダストプロモーションの横浜流星が主演を務めることから、2年連続で同じ事務所の俳優が起用されることになる。

「近年の大河ドラマにおいて、2年連続同じ事務所所属タレントの起用で印象に残るのは、当時、旧ジャニーズ事務所の所属だった04年『新選組!』の香取慎吾、05年『義経』の滝沢秀明氏、そしてアミューズ所属の10年『龍馬伝』の福山雅治、11年『江~姫たちの戦国~』の上野樹里が挙げられる。同じ事務所の所属俳優を2年連続起用している時期は、NHKとその事務所の蜜月ぶりとうがった見方をされがちだが、現在、旧ジャニーズ勢を排除していることからスターダストに近いのかもしれない」(テレビ局関係者)

 今年の大河ドラマ『光る君へ』で主演の吉高由里子は現在35歳。横浜は27歳、仲野は31歳で、21年の『青天を衝け』の放送年に27歳だった吉沢亮以降、主演に起用する俳優の若返りが進んでいる。ちなみに、これまで、最年少で主演を務めたのは、08年の『篤姫』の宮崎あおいで、放送開始時に22歳1カ月だった。

「大河をいつまでも中高年が見るドラマにしておきたくないというNHKの狙いが見える。なので、最近は、映画やドラマでもヒット作がある小栗旬や嵐の松本潤を主演に起用、27年以降はもっと主演俳優が若返ることになるかもしれない。もやは、どの時代の誰を主人公にするかではなく、“誰が主演を演じるか”の方をNHKが重視していると見る関係者も少なくはない」(放送担当記者)

 となると、おのずと今後、大河で主演を務める俳優はある程度予測がつきそうだが……。

「今後、旧ジャニーズ勢が主演を張ることはないかもしれない。となると、いずれも大河の主演俳優を輩出しているスターダスト、トップコート、トライストーンあたりが台頭するのでは。スターダストは朝ドラ『半分、青い。』でヒロインを務めた永野芽郁、このところ事務所が猛プッシュしている新木優子、主演した映画『東京リベンジャーズ』シリーズがヒットした北村匠海など、有力候補の頭数が揃っている。さすがに3年連続は同じ事務所ではないだろうが。トップコートでは主演映画でヒットを連発している菅田将暉が、17年の『おんな城主 直虎』の好演で注目を集めていた。トライストーンはドラマ・映画で主演を務めている木村文乃、間宮祥太朗あたりを押してくるのでは。今後、大河の主演を目指す若手有望株が出てくるだろうが、すでに活躍して実績のある主演候補はズラリとそろっているので、数年後まで“空席”はないかもしれない」(芸能事務所関係者)

 新しく変わろうとする試みが見られる大河ドラマ、今後の展開に期待したい。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2024/04/01 09:00
ページ上部へ戻る

配給映画