赤西仁がマック新CMに出演、木村拓哉は復帰できずで明暗…“辞めジャニ”大逆襲へ

　元KAT-TUNの赤西仁が、4月2日から全国でオンエアされる日本マクドナルド「サムライマック」の新CM「好きな方へ、一歩。」篇に出演することが決定。同社では元V6の岡田准一に続く“辞めジャニ”のCM起用となり、ファンをざわつかせている。

　新CMでは、販売当初から「サムライマック」のアンバサダーを務めている俳優の堺雅人と赤西が初共演。雄大な海を前にたたずむ男（赤西）に堺が「やりたいこと見つかりました？」と問いかけ、「やりたいことなんて、やってみないと見つからないんですよね」「好きな方へ、一歩。」とアドバイスするという内容だ。同社の公式YouTubeチャンネルでは、テレビ放映を前に先行公開されている。

　赤西といえば、2014年に旧ジャニーズ事務所を退所してから海外に拠点を移し、同じ“辞めジャニ”の錦戸亮らとユニットを組むなど独自の音楽活動を展開。大手メディアでの露出はほぼ途絶えていたが、昨年12月放送のトーク番組『まつもtoなかい』（現『だれかtoなかい』／フジテレビ系）で約10年ぶりの地上波バラエティー復帰を果たし、活動の変化をうかがわせていた。

　プライベートでは昨年末に黒木メイサとの離婚を発表しており、今回のマクドナルドCMへの起用をきっかけに、日本での活動を本格再開させるのではともみられている。

　退所後の赤西のパートナーとなっていた錦戸は、人気ドラマ『不適切にもほどがある！』（TBS系）にゲスト出演し、4月期の新ドラマ『Re:リベンジ-欲望の果てに-』（フジテレビ系）でもメインキャストに起用されるなど地上波での活動を本格再開させている。さらに、山下智久は4月期のフジテレビ系ドラマ『ブルーモーメント』で主演を務める予定で、赤西が彼らに続く可能性は十分にありそうだ。

　マクドナルドのCMについては、以前は岡田准一や木村拓哉を起用していたが、同社はジャニーズ性加害問題を受けて「ジャニーズ事務所とは契約更新せず、新規の起用も見送る」として、どちらも事実上の降板に。しかし、岡田に関しては昨年11月にSMILE-UP.（旧ジャニーズ事務所）を退所すると、今年に入ってからCMの放映が再開され、さらには新CMにも起用された。

　一方、事務所に残った木村は広瀬すずと共演していた同社のフラッペのCMから姿を消し、現在は代わりにお笑いコンビのナイツが登場。木村は「マックカフェ」のコーヒーのCMにも出演していたが、今年2月から松田龍平が出演するバージョンに切り替えられ、復帰の気配はまったくない。マクドナルドは、明確に「旧ジャニーズに残ったままなら使わないが、辞めれば起用に問題はない」というスタンスのようだ。

　“辞めジャニ”の起用が続いたことで、旧ジャニーズ系グループのファンからは「当てつけみたいでモヤモヤする」「露骨すぎる」といった不満の声も上がっているが、一部週刊誌では元King & Princeの平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太が結成したTOBE所属の「Number_i」について「大手ファストフードのCMへの起用が内定した」と伝えられており、この流れはさらに加速していく可能性がある。

　先述したようにドラマなどでも旧ジャニーズ退所者の起用が増加しており、先行きな不透明な旧ジャニーズをよそに“辞めジャニ”たちの大逆襲が始まるかもしれない。