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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 真空・川北、「芸人結婚発表」

真空ジェシカ・川北は『ここオズ』最終回で……大喜利化する「芸人結婚発表」事情

Xユーザーのほら!ここがオズワルドさんち!さん: 「「ほら!ここがオズワルドさんち!」 3年間本当にありがとうございました!!!🏘️ #ここオズ https://t.co/lRTVHIM5ic」 / X

 27日深夜放送のラジオ『ほら!ここがオズワルドさんち!』(TBSラジオ)の生放送に真空ジェシカ・川北茂澄が乱入し、結婚を報告。パーソナリティであるオズワルドの2人を驚かせた。

 この日は、3年間続いた『ここオズ』の最終回。川北は特に関係ないが「最終回ということでね、私、結婚します」と宣言し、「急いだよ、なんとかオズワルドのラジオの最終回に間に合わせようと」と報告した。

 これに対し、伊藤俊介は「マジで意味わかんねえ」「自分たちのポッドキャスト(『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』)でやれよ」と激昂し、畠中悠は「本当に?」「マジ? 生放送よ?」と、にわかには信じられない様子だった。

「籍はまだ入れてないんだけど、顔合わせみたいなのは全部終わってて」と川北。オズワルドが先週の放送で「(最終回までに)どっちかが結婚発表したかったな」と語っていたことを受けて、急いで間に合わせたようだ。川北は、相方のガクを「まいてきた」といい、まさにサプライズでの発表となった。

 近年、お笑い芸人の結婚発表は先鋭化しており、いかにおもしろく発表するかという「結婚発表大喜利」状態になっている。

 今月9日にはサツマカワRPGが、自らが出場していた『R-1グランプリ』(フジテレビ系)の終了後のTVer配信コーナーで突如、タレント・でか美ちゃんとの結婚を発表。周囲から「どこで発表してんだ」とツッコミを浴びていたシーンも記憶に新しいところだ。

 結婚発表そのものを番組の企画にしてしまったケースもある。

 2022年10月、『しくじり先生 俺みたいになるな!!』で結婚を発表したのは、コットン・西村真二。コットン、ランジャタイ、フルーツポンチ・村上健志、納言・安部紀克の中から「本当に結婚しているのは誰か」をレギュラーメンバーがクイズ形式で当てるという企画を放送し、番組のクライマックスでは西村のプロポーズの瞬間の映像も公開され、感動を呼んだ。この企画は、西村自身の持ち込みだったという。

 翌23年の7月には『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の同様の企画で、ザ・マミィ酒井貴士が結婚を発表している。

 そのほか、『ゴッドタン』(テレビ東京系)の配信インフォマーシャル内で発表したラブレターズ・塚本直毅や、青森の地方紙「東奥日報」の連載コラムで発表したシソンヌ・じろう、『負けるな! 熱血ハナコのお笑い部』(テレビ埼玉)の大喜利企画中に回答で発表したGパンパンダ星野光樹など、芸人による趣向を凝らした結婚発表は枚挙にいとまがないが、中でも“伝説”とされているのが、しずる・KAZMAの結婚発表である。

 18年10月、KAZMAは出演していたファミリーマートの店内放送『ファミよし“笑顔の宅配便”』の中で結婚を発表。同番組は3分ほどのトークがファミリーマート店内のみで繰り返し放送されているもので、当然、ファミリーマートに入店しなければ聞くことができない。このため、発表当初はまったく話題にならなかった。

 KAZMA自身は後に「大々的に発表するのも恥ずかしかった」という理由で、たまたまその時期に入ったファミリーマートの仕事で発表することになったという経緯を語っているが、その慎ましさが逆にインパクトを残すことになった。

 今後も、芸人たちには予想もつかない結婚発表の方法を期待したいところだ。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ(ライター)

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。

n.shinkoshigaya@gmail.com

最終更新:2024/03/28 16:00
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