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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > 和牛・水田信二を爆笑問題・太田が「天才」

和牛・水田信二、解散を前に評価がうなぎのぼり 爆笑問題・太田光も「天才」

ANNニュース(YouTube)より

 3月末での解散を表明している漫才コンビ・和牛の水田信二が評価を高めている。

 26日深夜放送のラジオ『JUNK 爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)では、爆笑問題の太田光が水田を「天才だ」と絶賛する一幕があった。

 太田は23日に東京・下北沢の本多劇場で行われた南海キャンディーズ・山里亮太が主催するライブ『山里亮太の日~まんざいこわい~』に出演。このライブでは、山里が古舘伊知郎、水田、あの、太田の4人と30分の即興漫才を披露している。

 太田が楽屋入りしたタイミングで水田の出番となったといい、「ドカーンとウケてるわけ」と感心しながらその様子を振り返ると、「天才だな、あいつ」と神妙に声を落として語りだした。

「あのね、完璧なネタになってんの。おまえら、1回これ通したろくらいの、すごいの、全部当ててくの」

「えっ? って思って。もっとその場のノリかと思ったらさ、まあすごいんだよ。ドッカンドッカンウケてさ。マジかと思ってさ」

 太田は、そのネタがもともと和牛の漫才を引用したものであり、山里もそのネタを知っていると思ったというが、後に水田に確認したところ「これ用に作りました」という返答だったという。

「マジで! つって。すっげえって!」

 太田は帰宅後も水田の漫才が脳裏から離れず、「水田の完成度すごかったな」と感じながら自分と山里の漫才について後悔を覚え、「もう1回山里とやるなら、もうちょっと行けると思う。どんどん新しいアイディアが出てきてるんだよ」と、大いに触発されたようだった。

 その後も「水田がすごかった」と繰り返した太田。昨年12月、突然の解散発表の際には、川西賢志郎のコメントから「水田が情熱を失った」というニュアンスの言説が広まり、ファンを悲しませる事態となった。だが、解散発表後の水田は、より笑いに対して貪欲になっているように見える。

 11日深夜に放送された『笑い飯presents ひとりで60分』(読売テレビ)では、固定カメラが置かれたスタジオで60分にわたって1人でボケまくるというストイック企画に挑戦。漫才では見られない自由ボケを連発して新・水田ここにありをアピールして見せた。

 解散発表直後の『ラヴィット!』(TBS系)では、突然「モグライダーの芝(大輔)になりたい」と言い出し、リーゼントのかつらをかぶってともしげと即興漫才を披露したこともあった。このときも水田は、たった1回しか使わないオリジナルのネタを作ってきていた。

 誰がどう見ても、水田は笑いに飢えている。漫才を渇望している。解散の日が近づくにつれて、その情熱は日増しに燃え上がっているように見える。

 そのことが、ファンにとっては何よりの救いになっているに違いない。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ(ライター)

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。

n.shinkoshigaya@gmail.com

最終更新:2024/03/27 19:00
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