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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 出川哲朗『充電旅』スタッフの暴言と渋滞発生を告発される

出川哲朗『充電旅』スタッフの暴言と渋滞発生を告発される…『逃走中』に続き“迷惑ロケ”が物議

テレビ東京/「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」公式サイト

 テレビ東京系の人気バラエティ番組『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』について、スタッフが一般人に暴言を吐いたり、国道で渋滞の原因になったりといった迷惑行為を告発する声が噴出。先日もフジテレビ系『逃走中』のロケで迷惑行為が指摘されて騒動になったばかりで、テレビマンの「横暴」ぶりが物議を醸している。

 『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』は、出川哲朗がゲストらと共に電動バイクで全国各地を巡り、バッテリーの残量が少なくなったら地元の住民や公共施設に充電を頼み、人々と触れ合いながら目的地を目指す旅バラエティ。

 騒動の発端となったのは、あるネットユーザーが25日付のX(旧Twitter)に「橋杭岩来るなり、スタッフらしき男が『追っかけなら来んな!』って怒鳴ってきたから何と思ったら出川さんいました」と投稿したこと。投稿には、和歌山県串本町の天然記念物「橋杭岩(はしぐいいわ)」をバックに、番組でおなじみのスイカ柄ヘルメットをかぶった出川らの写真が添えられている。

 男性によると、橋杭岩が見える道の駅に入るところでスタッフから「追っかけなら来んな!」と怒鳴られたという。その時点では、男性は出川がいることに気づいておらず、突然怒鳴られて驚いたようだ。男性は「出川さんはギャラリーに笑顔で手を振ってくれていた」とし、出川や他のスタッフに問題はなかったものの、突然怒鳴ってきたスタッフの態度については「ちょっと納得できない」としている。

 出川らの後を追っかけるような迷惑ファンに番組が困っていて、スタッフが過敏になっていたという面もあったのかもしれないが、当然ながら通りがかっただけの一般人には関係のないことだろう。

 また、男性は「道の駅入る前からずっと国道渋滞してたのですが、遠目で見えたところバイク3台の後ろをハイエースがケツ持ちしてた感じです。なんで抜かないんやろって思ってたらまさかの撮影してた感じですね」「他の後続車もめちゃくちゃ迷惑そうでした」とも記し、番組の撮影が渋滞の原因になっていたことも示唆した。

 これに対して、ネット上の視聴者からは「なにその感じ悪いスタッフ、充電旅の見方が変わりますわ」「一般家庭とかで充電させてもらう番組なのに、一般人に対してその態度はどうなの」「テレビのスタッフさんって有名人がいると自分も偉くなった気分になるんですかね」「好きな番組だから残念。出川さんはいい人なのに、スタッフが横柄で渋滞までつくるって最悪」などと番組への厳しい声が相次いだ。

 これをきっかけとして、多くのユーザーから「『CM撮影するんで!』ってなんの予告もなく公道を占拠して工事(仕事)を中断させられた事があるから、テレビ関係者は大嫌い」「うちの近所よくロケ来るけど、働いてる人や住んでる人にとっては迷惑でしかない」「水族館で自分たちの写真撮ろうとしたら、勘違いした散歩番組の女性スタッフに『撮らないで!』って急に怒鳴られて超怖かった」「家に向かって歩いていただけなのに『撮影中なんで通れません!』って止められたことある」などと、テレビスタッフの迷惑行為を告発する書き込みが続発した。真偽は不明ながら、こうした経験談のすべてが創作だとも思えず、テレビマンの時代錯誤な特権意識が透けて見えるようにも感じられる。

 先日は、フジテレビ系『逃走中』の撮影スタッフが無関係なマンションの入り口を機材や折り畳み椅子などでふさぎ、公道を使った撮影で歩行者の通行を妨げるなど、ロケが近隣住民の迷惑になっていたことが発覚。これもSNSの一般ユーザーによって告発され、番組制作会社が謝罪する事態になった。

 この騒動では、撮影の一時中断を訴えた近隣住民に対して、スタッフが「一般の方々と我々は違うんです。静かにしてください」などと言い放ったとされ、テレビスタッフの傲慢ぶりに批判が集中した。

 テレビは「娯楽の王様ではなくなった」といわれて久しいが、斜陽化しても業界スタッフの特権意識だけは変わっていないのかもしれない。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/03/27 15:00
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