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『ゴッドタン』出演で激売れ確定?「この若手知ってんのか!?」最新回に十九人、ナユタ

この若手知ってんのか!? 2024 前編 | TVer

 23日深夜放送の『ゴッドタン』(テレビ東京系)は「この若手知ってんのか!?2024」企画。MCのおぎやはぎ、劇団ひとりというおじさん芸人3人に、生きのいい若手を紹介する定番コーナーで、今回はAマッソがプレゼンターを務めた。

 前後編の前編である今回紹介されたのは、十九人、ナユタ、イチゴのコンビ3組と、ピン芸人の村上、元気そうでよかった。の計4組。いずれも持ち味を見せてアピールした。

 この中から、おそらくスターが生まれることになる。というのも、『ゴッドタン』のこの企画には過去、数々の売れっ子たちが無名時代に出演しているのだ。

 初回となった2013年の放送は、今でも語り草になっている三四郎のテレビデビューとなった回。直前に夜道で転倒し、脚を骨折、歯を数本折ったまま車いす姿で登場した小宮浩信は終始ふてくされ、MC陣に悪態をついていた。だが、その返しのセンスは一瞬で劇団ひとりの目に留まり「すぐ売れると思う」と評価された。その言葉通り、三四郎は現在にいたるまで売れ続けている。

 そのほか、この回には19年『R-1ぐらんぷり』(フジテレビ系)準優勝の大須賀健剛のセルライトスパ、今年の『R-1』3位のルシファー吉岡、16年『キングオブコント』(TBS系)王者のライスも出演している。

 15年はおかずクラブ、『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で2度ファイナリストになっているモグライダーに加えて、岡野陽一がのちに『キングオブコント』で2度ファイナルに進出する巨匠が出演している。おかずクラブのゆいPはのちに「このゴッドタンがきっかけだった」と語っており、業界におけるこの企画の影響力はすでに確立されていたようだ。

 16年には昨年の『THE SECOND』で準優勝し、一気に“おじさんの夢”となったマシンガンズが出演。この年はピン芸人・曇天三男坊が大ハネして派生企画まで生まれている。曇天はのちにコンビを結成、TCクラクションとして『キングオブコント』4年連続準決勝に進出している。

 17年は『M-1』3度ファイナルのゆにばーすと、ランジャタイ。当時はゆにばーす・川瀬名人のキャラクターが大ハマりし、こちらもピンでの派生企画が生まれるなど注目が集まったが、川瀬が「M-1に差し支える」という理由で、本気でバラエティへの出演を断る意向を示し、その後、佐久間宣行プロデューサーもオファーを自粛していることを明かしている。

 18年は宮下草薙。この『ゴッドタン』と、同年に初出演した『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「人見知り芸人」を経て大ブレークを果たした。そのほか、きしたかの、ナイチンゲールダンス、四千頭身、さらにEXITのテレビデビューもこの年だった。チャラ男キャラで登場したと同時に「実は真面目」であることがMC陣に見破られ、たった1回の出演で完全にキャラクターを確立してしまったEXIT。その後のブレークぶりは言うまでもない。

 19年も豪華だ。昨年の『M-1』王者・令和ロマン、『キングオブコント』2度ファイナリストのかが屋、同21年王者の空気階段。それにティモンディとフワちゃんという賞レースを通らずにブレークした2組も出演していた。最近『水曜日のダウンタウン』(TBS系)に呼ばれ始めたオンリー2の奥村うどんも、スタンダップコーギー時代のこの年に出演している。

 20年のGパンパンダ、青色1号、22年の人間横丁、パンプキンポテトフライ、こたけ正義感あたりもそろそろ頭角を現してきた。

 実にここに名前を挙げただけで、『M-1』王者1組、『キングオブコント』王者2組、『R-1』を含めた3大賞レースのファイナル進出を延べ回数にすれば、15回にも上る。

 この企画への出演は、芸人へのアンケートで決まっているという。実際に芸人が評価している芸人は、やはりブレークの確率が高いということだろう。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ(ライター)

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。

n.shinkoshigaya@gmail.com

最終更新:2024/03/24 21:38
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