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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > さや香、今年の『M-1』への出場を示唆

『アメトーーク!』「2本目やっちまった」さや香、今年の『M-1グランプリ』への出場を示唆

賞レース2本目やっちまった芸人・完結編 | TVer、

 21日、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で「賞レース2本目やっちまった芸人」の完結編が放送された。この企画は、『M-1グランプリ』(同)、『キングオブコント』(TBS系)で1本目でトップに立ちながら、2本目のネタで逆転を許した4組のコンビがそれぞれの大会を振り返るというもの。

 出演コンビは、2015年の『キングオブコント』でやっちまったロッチ、18年のチョコレートプラネット、09年『M-1グランプリ』の笑い飯、それに昨年末の『M-1』で空前の「2本目やっちまった」を披露したさや香である。もともとこの企画は昨年の『M-1』でのさや香を見たチョコレートプラネット・長田庄平がYouTube上で提唱したことから実現した企画である。

 前週は、チョコプラ、ロッチ、笑い飯がそれぞれの“やっちまった経緯”を説明したところで時間切れ。想定以上に盛り上がったため、今回の2週目に延長されることになったこの日は、やはり、さや香の「見せ算」の話題一色となった。

 必死に「ウケると思って見せ算を選んだ」と主張する新山だったが、周囲の視線はいかにも冷ややか。ゲストのさまぁ~ず・三村マサカズが「足し算がいいんじゃない?」と言い出すと「足し算バージョンをやってみろ」の大合唱になる。

 そのフリに乗って新山が「見せ算」風の「足し算」を披露したときだった。大ウケする周囲に対し、キレ気味の新山がこう言い放ったのだ。

「来年、最終行ったら、ホンマにやりましょか、それ」

 この発言にスタジオからは反応がなかったが、新山のこの発言は意外なものだった。

 出るのか、今年も、さや香は『M-1』に。

 新山は昨年の『M-1』の最終決戦2本目で「見せ算」を選ぶことは、1月の段階で決めていたのだという。前年、ボケツッコミを入れ替えた新たなスタイルを完成させ、圧倒的な漫才でファーストステージを突破したものの、ウエストランドに逆転を食らったさや香。翌年は目標を優勝ではなく、「2本目で『見せ算』をやる」に定めたという。

「それで『M-1』を終えられる」

 昨年4月にYahoo!ニュースに掲載されたさや香のインタビューでの、新山での発言だ。

「優勝を目標にしてしまうと、優勝するまで終われないんですよ。僕らは出場資格的には、あと7年出られるんですけど、気持ち的にはもう7年は出られないんですよ。もちません」

「あくまでも『M-1』は通過点でその先もある。そう考えると、次のステップに行くには少しでも早いほうがいい。今、僕は31歳なので、何とか30代前半で次のステップに行きたい」

 その後、はっきりと明言しているわけではないが、さや香が今後『M-1』に出場しないことは既定路線と見られていた。

「来年、最終行ったら」

 それは、『M-1』への出場を示唆する言葉だった。しかも、予選を勝ち抜き、ファーストステージもクリアして最終3組に残るつもりのようだ。

 今年の『M-1』には、すでに昨年の覇者・令和ロマンが出場の意向を示している。準優勝だったヤーレンズも「今年は令和ロマンをブッ倒す」と鼻息が荒い。

 その2組を、昨年さや香は少なくともファーストステージで圧倒している。本当に出てくるなら、またおもしろくなりそうだ。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ(ライター)

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。

n.shinkoshigaya@gmail.com

最終更新:2024/03/22 17:07
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