吉幾三に実名暴露された「自民党・長谷川岳議員」とは? 過去にGLAY・TERUも航空遅延へ苦言
#自民党 #YouTube
大御所歌手・吉幾三が、自身の公式YouTubeで態度の悪い国会議員の実名を公開。その後、名指しされた議員がブログで反論するなど、騒動に発展している。
同チャンネルでは昨年5月12日、「一言いっちゃうよ おっとちゃん」と題した企画動画を公開。その中で、吉は同じ飛行機に搭乗したある国会議員の言葉遣いが乱暴であったと明かし、「あまり横柄な態度はやめてもらいたい」と苦言を呈していた。
この動画公開後、吉のもとに匿名の現役CAから手紙が届いたそうで、今月19日に公開された動画で手紙を公開。
そこには、手書きで「吉さまがYouTube内でおっしゃっていらした『態度が横柄な政治家』の方は、長谷川岳さんでしょうか。実は私も実際に長谷川さんがご搭乗の便を数回担当した事があります。会社から事前に注意点が(何項目も)知らされ、仕事の前からナーバスになっております。その内容が自分勝手で我儘なものなのです」とある。
さらに、手紙には「到着が遅れることに関しては、鬼の首を取ったような言い方でクレームをされます」「定時運航はお客さまにとって、非常に重要だとは理解しておりますが、管制の指示や空港混雑などの影響もあり、我々ではどうしようもない状況がございます」「長谷川さまは異常な程の剣幕でクレームをおっしゃり、とても政治家とは思えません」ともつづられており、困り果てている様子がうかがえる。
吉幾三「国会議員だから何言われても我慢しろって(CAに)言ってるわけ?」
これを受けて、吉は「大人だったらさ、ましてや国会議員だったらよ、ある程度歳いったらちゃんとした人との接し方をしなきゃ恥ずかしいよ」と話し、航空会社側に対しても「国会議員だから何言われても我慢しろって(CAに)言ってるわけ?」と現場のCAを守るよう呼び掛けた。
その後、この手紙で名指しされた自民党・長谷川岳参議院議員は21日、自身のブログに突如《本日は航空政策および飛行機の遅延についての考え方を述べたいと思います。》と題したエントリーを投稿。
長谷川氏は《私は、航空会社の対応について、機内で発言をする際、三つの原則に従います。一つ目は「正確な情報を伝えているか」、二つ目は「不都合な情報をしっかりと開示しているか」、三つ目は、「正しい見立てを立てた情報発信となっているか」の三点です》とした上で、《あるとき搭乗した飛行機の出発が大幅に遅れていました。出発時間をとうに過ぎてから「管制の指示によって出発許可を待っているため遅れが生じている」との機内アナウンスが入りましたが、外を見て驚きました。まだ航空会社は機内への貨物の搬入作業の途中であり、相当な貨物が残っている状況でした。遅延の原因は管制の指示ではなく、また、出発許可以前の話であり、航空事業者の準備が遅れているために、出発が遅れている状況が一目瞭然でした。これを航空当局の責任にすりかえ、そしてそれを情報として流すことは許されるものではありません。そのことについてその場で発言をさせていただきました》と説明。
また、《ある日、大幅な出発遅延がありました。機内で出発を待っているときにアナウンスがかかり、「出発準備に時間が生じている」とのことでありましたが実態は違いました。搭乗手続きのミスで、搭乗券と機内の搭乗者数に大幅な差異が生まれ、その確認業務に多くの時間を要しておりました》などとつづり、文末では《今後も原則に基づいて航空行政について発言して参りたいと考えます》と宣言している。
長谷川氏がこれを投稿した理由は不明だが、ネット上では長谷川氏に「結局、CAへの謝罪はないのか……」「そんなに遅延が気になるなら、プライベートジェットにでも乗ればいいと思う」と批判的な声が続出しているようだ。
長谷川氏は1971年生まれの53歳で、総務副大臣、総務大臣政務官、参議院農林水産委員長などを歴任。毎年6月上旬に北海道札幌市で行われるイベント「YOSAKOIソーラン祭り」の創始者で、YOSAKOIソーラン祭り組織委員会専務理事なども務めていた。
GLAY・TERUも航空遅延に苦言「理解できないが」
なお、航空会社へのクレームといえば、2019年1月にロックバンド・GLAYのTERUが、Twitter(現・X)で「どんな理由があるのか? 理解できないが。千歳から自分が乗る予定の便が2時間10分遅れになり、自分が乗る予定の便の30分後に出発する便が30分遅れで出発、1時間半後の便も30分遅れで飛ぶ予定。なぜこの便だけ2時間10分遅れなんだろう?」などと不満を吐露。
加えて、遅延の理由は使用機到着の遅れとアナウンスされていたものの、TERUは機体が空港にあるのを目撃したといい、「ちゃんとアナウンスしてくれないのは困る」とつづった。
当時、ネット上では「現場でクレーム入れず我慢したのは偉い」とTERUに賛辞が寄せられると同時に、「SNSにわざわざ書くなんて、完全にクレーマーじゃん」と否定的な声もあり、賛否を招く事態となった。
匿名CAによる告発と、それを公開した吉によって、窮地に立たされている長谷川氏。同氏は「北海道新聞」などの取材に「基本的に大声を出したことはない」とコメントしているようだが、果たして「鬼の首を取ったような言い方でクレーム」に関しては身に覚えがないのだろうか……。
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