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平野紫耀、スポンサーと「再契約」相次ぐ 忖度廃止の恩恵とタレントパワーの相乗効果

平野紫耀

 元King & Princeで、現在はTOBE所属のボーイズグループ「Number_i」として活動する平野紫耀が21日、池田模範堂のかゆみ・虫さされ薬「ムヒ」シリーズの新イメージキャラクターに就任したと発表された。同シリーズでの広告起用は約2年ぶりで「再契約」となる。平野は旧ジャニーズ退所に伴って複数の広告を降板したが、業界の「忖度」が消えた恩恵で再契約が相次いでいるようだ。

 平野は2021年から「ムヒ」シリーズのCMに起用されていたが、前グループ脱退&事務所退所の影響で降板し、別タレントに切り替わっていた。今回、平野は「液体ムヒS」と「ムヒアルファEXシリーズ」のイメージキャラクターに就任し、同社のSNSなどで新ビジュアルが公開され、全国の薬局・薬店などでも順次広告展開されるという。

 平野は旧ジャニーズ退所後にCM契約がゼロになったが、今年2月に「サントリージン翠」のCMに起用されたのを皮切りに、デジタルハリウッド大学、ボシュロム・ジャパンと契約し、今回の「ムヒ」シリーズで4社目となる。まだ3月下旬なのに今年の広告契約が「0本→4本」というのは驚異的な伸び方だ。

 さらに注目すべきは「再契約」が2本あること。先述の「ムヒ」シリーズだけでなく、ボシュロム・ジャパンのコンタクトレンズの広告キャラクターも旧ジャニーズ時代に務めており、どちらも再起用となっているのだ。

 以前なら業界の「ジャニーズ忖度」により、平野は広告の仕事において苦戦し、旧ジャニーズ時代のスポンサーと再契約するのは極めて困難だったろう。しかし、性加害問題によって旧ジャニーズは崩壊し、新体制となったことで業界の忖度は消滅。その恩恵が「再契約」という形で現れたともいえそうだ。

 もちろん、企業が「また契約したい」と思えるほど平野にパワーがあるからこそでもある。平野は旧ジャニーズ時代から表紙を務めた雑誌や広告を担当した商品のバカ売れ現象を巻き起こしていたが、そのパワーは現在も健在だ。

 1月にイヴ・サンローラン・ボーテのアジアアンバサダーに就任すると、発表直後に平野がCMを担当するリップを求めて表参道の同ブランド旗艦店に長い行列ができ、ECサイトでは正午までで「前日比約540倍」の売上を記録。サントリーの「翠ジンソーダ缶」は、平野の広告起用が発表された前後の2週間で「対前年比約230%」と爆発的な売上になった。平野がSNSにアップした写真で身に着けていた数十万円のハイブランド品が、ECサイトで品切れ続出となったこともある。

 ここまでの爆売れ現象を巻き起こす男性タレントは他にそうおらず、広告業界では平野の争奪戦が起きていると伝えられている。今後さらにCMのオファーが増加するとみられ、一部では「Number_iとしてメンバー3人で大手ファストフードのCMに起用される」との情報も飛び交っている。

 それだけ「スポンサー受けがいい」となると、広告主あってのテレビ業界も平野を放っておかない。すでに4月1日放送のTBS系音楽特番『CDTVライブ!ライブ!』4時間30分スペシャルにNumber_iが初出演することが決まっているが、各局の音楽番組はもちろんのこと、ドラマやバラエティなどに起用されるケースも増えていきそうだ。

 4月1日より旧ジャニーズ事務所からマネジメント業務などを引き継ぐ「STARTO ENTERTAINMENT」が本格始動するが、実質的にTOBEと競合関係にあるSTARTO社にとって平野の快進撃は脅威。他事務所のボーイズグループから見ても強力なライバルだ。2024年の男性アイドル業界は、平野を中心に回っていくのかもしれない。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2024/03/23 10:00
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