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【たーたん騒動】スト森本慎太郎主演の急ごしらえで思い出す「西内まりやの月9」

スト森本慎太郎、『たーたん』差し替えの急ごしらえで思い出す「西内まりやの月9」の画像1
SixTONES・森本慎太郎

 3月21日、日本テレビが4月期の土曜午後10時台ドラマ枠について、SixTONES・森本慎太郎が主演を務める『街並み照らすヤツら』を放送すると発表。これを受けて、ネット上では、かつて放送されていた“月9”ドラマを思い出す人が相次いでいる。

 4月期の同枠では当初、ムロツヨシが主演を務め、小学館が発行する西炯子氏の人気漫画『たーたん』を原作とする連続ドラマを予定していた模様。

 しかし、昨年10月期の同局『セクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子さんが今年1月に急死し、その原因をめぐって小学館と日テレに批判が寄せられることに。

 さらに、ドラマ版『たーたん』が『セクシー田中さん』と同じプロデューサーの担当であることが一部で報じられたこともあり、世間では「制作中止」を求める声が相次いだ。

 この事態を受けて、日テレは“キャストそのまま”で、オリジナル脚本に切り替えることを決定したが、主演のムロが辞退を申し入れたため、急きょ森本に白羽の矢が立った……という流れとみられている。

ディーン・フジオカ、吉岡里帆、吉川愛らは出るのか

 なお、『街並み照らすヤツら』はヒューマンエンターテインメントで、森本が演じるのは、妻・彩とともにシャッター商店街にある潰れかけのケーキ屋「恋の実」を営む店主・竹野正義。正義が大切な店や家族を守るため、“とある悪事”に手を染めてしまうも、予期せぬ展開が待ち受ける……というストーリーのようだ。

 なお、2月20日付のニュースサイト「文春オンライン」によると、ドラマ『たーたん』のキャストには、ムロのほかにディーン・フジオカ、吉岡里帆、吉川愛、野呂佳代、月島琉衣が内定していたとか。

 現在明かされている『街並み照らすヤツら』のキャストは森本のみで、吉岡らが出演するかは不明。『セクシー田中さん』の騒動を受けて、ムロ以外のキャストが降板を申し入れたとの情報も業界内でささやかれており、今後のキャスト発表が注目される。

 なお、クランクイン直前に企画が頓挫し、急きょ差し替えられた連ドラといえば、小学館発行の同名コミックを原作とした、2017年1月期のフジテレビ系月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』が思い出される。

『街並み照らすヤツら』は「突貫工事っぽいし、脚本が不安」?

 当時、月9は別の企画が進んでいたが、内部的なトラブルが発生して中止に。そこで、西内まりやが主演、“俳優経験なし”のflumpool・山村隆太が相手役を演じる『突然ですが、明日結婚します』が急ピッチで制作された。

 放送が始まると、胸キュン展開が一部視聴者から支持を集めたものの、視聴率は振るわず、全話平均は当時の“月9史上ワースト”を更新。そのため、現在ネット上では『街並み照らすヤツら』に対して「西内まりやの月9を思い出した。今回も突貫工事っぽいし、脚本が不安」と心配する声も見られる。

 とはいえ、『街並み照らすヤツら』の制作陣には、同局『新空港占拠』のチーフを務めたプロデューサーや、白石和彌監督映画『死刑にいたる病』(22)などを手掛けた脚本家・高田亮氏らの名が並んでいるため、「制作陣を見る限り、骨太なドラマになりそう」と期待する声もあるようだ。

『セクシー田中さん』騒動でピンチを迎える中、結局“旧ジャニーズ頼り”となった日テレ。演技力が高く評価されている森本は、日テレの救世主となれるだろうか。

仲宗根由紀子(エンタメ系ライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

なかそねゆきこ

最終更新:2024/03/22 13:00
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